
新松田駅の南口を出て、住宅街の細い道を歩くこと6分。イヌイ薬局の角を曲がった先に、昭和の空気をそのまま残した一軒のラーメン店が見えてきます。「味の大西 松田店」――神奈川県西部で「小田原系ラーメン」と呼ばれるご当地ラーメンの源流を、今に伝える貴重な一軒です。
真っ黒に見えるのに、すすってみると意外なほどあっさりしている豚骨醤油スープ。どんぶりからはみ出すほどのチャーシューとワンタン。実際に食べに行くと、写真だけでは伝わらない「量と迫力」に圧倒されます。この記事では、味の大西 松田店の歴史や味の特徴、アクセス・駐車場情報、そして実食レポートまで、訪れる前に知っておきたい情報をまとめました。

| 店名 | ラーメン 大西(松田店) |
| 住所 | 神奈川県足柄上郡松田町惣領1029 |
| TEL | 0465-82-1828 |
| 営業時間 | 11:30〜20:00(定休日:木曜日) |
| 席数 | カウンター・座敷あわせて約20〜25席 |
| 駐車場 | 専用駐車場あり(店舗側と道向かいの薬局側に分散) |
| 支払い | 現金のみ(カード・電子マネー不可) |
| アクセス | 小田急小田原線「新松田」駅(南口)徒歩6分/JR御殿場線「松田」駅徒歩7分 |
味の大西 松田店の基本情報
小田原系ラーメンの源流「味の大西」
「味の大西」は、1930年頃に湯河原町で肉店を営んでいた大西家が、その特性を活かして提供した豚骨醤油ラーメンをルーツとします。1960年に暖簾分けの形で開業したのが松田店で、真っ黒に見えるのに後味はさっぱりとした豚骨醤油スープ、平打ちの縮れ麺、そして具だくさんのワンタンとチャーシューという「小田原系」の特徴を、今もそのまま受け継いでいます。
📣 しんの声
昭和40年代生まれの私にとって、味の大西は子どもの頃から慣れ親しんだ味です。甘みを帯びたスープとちぢれ麺の組み合わせは、何年経っても変わりません。
親族しか名乗ることを許されない「味の」の屋号を持つのは、湯河原本店・真鶴店・小田原店・松田店の直系店のみ。松田店は、湯河原本店からのれん分けした店として、新松田駅近くで50年以上営業を続けています。


源流である湯河原本店のチャーシューメン。松田店よりもさらに厚切りのチャーシューが特徴。
店舗概要
| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 店名 | ラーメン 大西(松田店) |
| 住所 | 神奈川県足柄上郡松田町惣領1029 |
| TEL | 0465-82-1828 |
| 席数 | カウンター約13席、座敷4席×3卓(合計約25席) |
| 交通手段 | 小田急小田原線「新松田」駅(南口)徒歩6分(450m)/JR御殿場線「松田」駅徒歩7分(740m) |
| 駐車場 | 専用駐車場あり(合計約8〜10台。道向かいの薬局側にも数台) |
| 営業時間 | 11:30〜20:00/定休日:木曜日 |
| 支払い方法 | 現金のみ |
| 創業 | 1960年 |
| Web | 公式サイトなし |
電車でのアクセス
小田急小田原線の新松田駅から徒歩6分、JR御殿場線の松田駅からも徒歩7分と、公共交通機関でのアクセスは良好です。

新松田駅の南口から降りると、店までの距離が近くなります。
車でのアクセスと駐車場
目印になるのは「神奈川県立足柄上病院」です。店の入口側からもその建物がよく見えます。

大西の入口側から見た、神奈川県立足柄上病院。
駐車場は、店から向かって左側、イヌイ薬局の奥にある「大西」の看板が立つ専用スペースに停められます。あわせて7〜8台ほどですが、混雑時は道を挟んだ薬局側の駐車場も利用できるようになっています。停められる場所が2か所に分かれているので、初めての場合は看板を目印に探してみてください。



自転車とオートバイ専用のスペースも用意されているので、電車を使わず近隣から自転車で訪れる人にも便利です。
松田店の店構えと店内の雰囲気
外観
青空の下、日差しを受けて浮かび上がる「味の大西 松田店」の外観です。シンプルで飾り気のない佇まいには、長年営業を続けてきた店だけが持つ落ち着きがあります。

店の前には緑の植物が並び、灰皿も置かれています。道の奥は新松田駅方面へと続いています。
店内の雰囲気
店内は落ち着いた緑色の壁に木製の家具が配置され、どこか懐かしい雰囲気です。壁には品書きがずらりと掲げられていて、初めて訪れると何を頼むか少し迷うかもしれません。

厨房からはラーメンを作る音が絶えず聞こえてきて、出来上がりを待つ時間も含めて食事の楽しみのひとつです。

訪れた際は、優しい雰囲気のお店の方がテーブル席へ案内してくれました。夫婦二人で切り盛りしている、家庭的な空気の残るお店です。

卓上の調味料はラー油とコショウのみ。足し算ではなく、スープそのものの味で勝負している証拠です。

テーブル席に座ると、窓からの柔らかな日差しとレースのカーテンを揺らす風が心地よく、ラーメンが運ばれてくるまでの時間もどこか穏やかに感じられます。
名物メニューを実食
メニュー表

| メニュー | 価格(税込) |
|---|---|
| ラーメン | 980円 |
| ワンタン | 1,400円 |
| チャーシューメン | 1,400円 |
| 五目ラーメン | 1,400円 |
| 五目ワンタンメン | 1,600円 |
| メンマラーメン | 1,450円 |
| サンマーメン | 1,400円 |
| タンメン | 1,400円 |
| ちょい辛野菜ラーメン | 1,500円 |
※価格は確認時点のものです。訪問前に店舗まで直接ご確認ください。
チャーシューメン実食レポート

運ばれてきたのは、太切りで存在感のあるチャーシューがどっしりと載ったチャーシューメン。見た目はやや控えめな色合いですが、一口食べるとチャーシューの旨みがじんわりと染み出してきます。

スープは醤油ベースで、隠し味のような甘みと香ばしい醤油の香りが食欲をそそります。麺に絡むスープの味わいは何層にも重なっていて、シンプルに見えて実は繊細なバランスの上に成り立っています。

📣 しんの声
どんぶりの底までみっちり詰まった麺の量に驚きました。写真の見た目以上にボリュームがあるので、小食の方はハーフサイズも検討してみてください。

大西の口コミ・評判
昔ながらの店構えに一歩入ると、地元の人でほぼ満席。懐かしさを感じる内装と、活気ある厨房の音が食欲を後押ししてくれます。
新松田駅から歩いてすぐなので、電車での訪問がおすすめ。車で行く場合も専用駐車場があるので助かりました。
ご夫婦で切り盛りされていて、混雑時でも丁寧に対応してくれます。注文から提供までのスピードも早いです。
値段だけ見ると少し高めに感じますが、実際に食べるとその量に納得。ワンタンやチャーシューも食べ応え十分でした。
座敷席があるので、子ども連れでも比較的入りやすい店です。土日の昼どきは混みやすいので、時間帯をずらすと安心です。
数年ぶりに再訪しましたが、味は変わらず安心しました。定番のワンタンメンをいつも注文しています。
現金のみでカードや電子マネーが使えず、少し戸惑いました。→ 訪問時は現金を多めに用意しておくと安心です。
駐車スペースが店の脇と道向かいの2か所に分かれていて、初めては少し迷いました。→ 「大西」と書かれた看板を目印に探すとスムーズです。
大西のよくある質問
神奈川県西部で独自に発展したご当地ラーメンです。豚骨醤油をベースにした濃い色のスープながら後味はさっぱりとしていて、平打ちの縮れ麺、細長く巻いたワンタン、厚切りチャーシューが特徴。湯河原町の「味の大西」を源流とし、のれん分けした店が小田原・足柄エリアに広がったことから「小田原系」と呼ばれるようになりました。
湯河原本店・真鶴店・小田原店・松田店の直系4店舗に加え、真鶴支店を含む親族経営の店舗があります。かつては湯河原・小田原・大井町・大磯・茅ヶ崎など約15店舗を展開していた時期もありましたが、現在は数を減らしながらも伝統の味を守り続けています。
小田原市栄町の「小田原店」は、一時期休業していた時期がありましたが、2022年10月に店主のご息女が引き継ぐ形で再開しています。松田店とは別店舗のため、松田店の営業には影響していません。
まとめ
「味の大西 松田店」は、1960年創業という歴史はもちろん、豚骨醤油の濃厚な見た目に反したあっさりとした後味、そして食べきれるか少し不安になるほどのボリュームまで、小田原系ラーメンの魅力を丸ごと体験できるお店です。新松田駅から歩ける距離にありながら専用駐車場もあるので、電車でも車でもアクセスしやすいのも嬉しいポイント。

小田原・足柄エリアには、味の大西以外にも個性豊かなラーメン店が数多くあります。松田町を訪れた際は、あわせて周辺のお店も食べ比べてみてください。

味の大西を含む、小田原エリア20店以上をエリア別に紹介するまとめ記事です。
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