東京ディズニーシーの中心にそびえ立つ「タワーオブテラー」。一見すると単なる古風なホテルのように見えますが、その内部には数々の秘密と驚きが隠されています。
このホテルの背後に隠された謎の物語、急落するエレベータのスリル、そして隠れミッキーを探す楽しみ。これらすべてが、このアトラクションの魅力を形作っています。一緒に、ハリソン・ハイタワー三世の冒険の足跡を追い、タワーオブテラーの真の魅力を探求しましょう。
この記事の目次
タワーオブテラーの魅力と怖さ
タワーオブテラーは、14階建て、高さ59mの圧巻のホテルを背景にしたアトラクションであり、その中心には恐怖のフリーフォール体験が待っています。22人が乗り込むエレベーターは、急落下と急上昇を繰り返すことで、参加者に忘れられないスリルを提供します。
このホテルの物語は、オーナーの謎の失踪後、数多くの噂や伝説に包まれてきました。一時は「恐怖のホテル」としてその名を轟かせ、閉鎖されていました。しかし、ニューヨーク市保存協会の取り計らいで、一般の人々にこのホテルの見学ツアーが実施されることとなりました。
ツアーを開始すると、参加者はまず美しい庭園やロビー、さらにはプライベートオフィスを通ってホテルの奥深くへと進んでいきます。しかし、その足取りは次第に重くなり、心の中には不安や緊張が芽生え始める。そして、エレベーターに乗り込むと、その恐怖は頂点に達します。呪いの偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」が突如として目の前に出現し、その瞳に囚われた者は、タワーオブテラーの真の恐怖を体験することとなる。
他のディズニーパークとの違い
タワーオブテラーは、世界のいくつかのディズニーパークに存在しますが、東京ディズニーシーのバージョンは他とは一味違います。最も大きな違いは、その背後にある物語の設定です。アメリカのディズニーパークでは「ハリウッド・タワーホテル」という設定の中、古典的なハリウッドの恐怖映画の雰囲気を楽しむことができます。しかし、東京では「ハイタワー・ホテル」という独自の設定が採用されており、オーナーであるハリソン・ハイタワー三世の冒険と呪われたアーティファクト「シリキ・ウトゥンドゥ」の伝説が中心となっています。
この独特の物語設定により、アトラクションの内部デザインや展示品、さらにはプリショーの内容も異なります。ゲストは、ハイタワー・ホテルの豪華で神秘的な雰囲気の中、東京版ならではの恐怖とサスペンスを体験することができます。
また、建築スタイルや外観のデザインも異なり、他のパークと比較しても東京ディズニーシーのタワーオブテラーは、独自の魅力と深みを持っています。
スリルと物語の融合
タワーオブテラーの真の魅力は、ただの落下体験だけでなく、その背後に織り込まれた緻密な物語にあります。このアトラクションは、ただのスリルマシンとしての側面だけでなく、物語の深さと絡み合うことで、より一層の恐怖と興奮をもたらします。
アトラクションの序盤、ゲストはハイタワー・ホテルの歴史やオーナー、ハリソン・ハイタワー三世の冒険についてのプリショーを通じて知ることとなります。そして、その物語の中心には、呪われたアーティファクト「シリキ・ウトゥンドゥ」が存在します。この偶像は、ホテルのオーナーが持ち帰ったアイテムの中で最も強力な呪いを持っているとされ、それがエレベーターの不可解な動きの原因であると言われています。
エレベーターに乗り込むと、その物語は頂点に達します。急落下と急上昇を繰り返すスリル体験は、物語の中で繰り広げられる出来事と密接にリンクしており、ゲストはただの乗り物体験では得られない、深い感情の揺さぶりを受けることとなります。
これらの要素の融合によって、タワーオブテラーは単なるアトラクションを超え、物語が織りなすドラマの中での一役としてゲストを引き込む魅力を持っています。
タワーオブテラーはどこにある?
入場ゲイトがあるディズニーシー・プラザから向かって、左側にある、アメリカンウォーターフロントエリアにあります。
アメリカンウォーターフロントエリアのニューヨーク・デリ通りを通ると、大きなタワーオブテラーの大きな建物が見てきます。
夜でもライトアップされているため、遠くからでも目立ちます。
ニューヨーク・デリ通りを抜けると、大きなホテルが見えてきます。
ホテルの美しい庭園を探検
ホテルハイタワーの敷地内には、多くの秘密や魅力が詰まっています。その中でも、特に注目すべきは、ホテルの周囲や内部に広がる美しい庭園群です。
これらの庭園は、ハリソン・ハイタワー三世の冒険やコレクションを彷彿とさせるエキゾチックなデザインが特徴で、訪れる者たちを異文化の世界へと誘います。以下、このセクションで紹介する3つの主要な庭園を列挙します。
- 瞑想の庭園 ー 建物手前にある
- インドの庭園 ー 正面左側にある
- 太陽の庭園 ー 幻の庭園(入れない)
それぞれの庭園には独自の背景や物語があり、その美しさと神秘性を探検することで、タワーオブテラーの魅力をより深く感じることができるでしょう。
瞑想の庭園
ホテルハイタワーの敷地内にはいくつかの庭園が存在しますが、中でも「瞑想の庭園」は訪れる者に静寂と平和を感じさせる特別な場所です。タワーオブテラーの左側の手前に位置しており、この庭園は、ホテルの豪華さや歴史の重さから一歩離れ、心を落ち着けるための場所として設計されています。
こちらの写真は、瞑想の庭園の中心に鎮座する女神像をバックに、女性がポーズを取っている様子を捉えています。この女神像は庭園の象徴とも言える存在で、その美しさと神秘的な雰囲気は、訪れる者の心を引きつけます。
また、庭園の近くにはタワーオブテラーの掲示板もあります。この掲示板には、様々な情報や新聞が掲示されており、良く見ると日本の新聞も確認することができます。この新聞は、ホテルの国際的な訪問者を反映しているのか、あるいは他の意味が隠されているのか、訪問者の想像をかき立てます。
インドの庭園
ホテルハイタワーの庭園の中でも、「インドの庭園」はエキゾチックな雰囲気で訪れる者を魅了します。この庭園は、オーナーであるハリソン・ハイタワー三世がインドから持ち帰ったさまざまなアーティファクトで飾られており、その中でもいくつかのオブジェクトが特に目を引きます。
タワーオブテラーのインドの庭園のオブジェクト
この写真は、インドの庭園に飾られているオブジェクトのひとつを紹介しています。これらのアーティファクトは、ホテルのオーナーがインドでの冒険の中で手に入れたもので、それぞれに独特の歴史や背景があります。
クジャクの噴水
特に注目すべきは「クジャクの噴水」です。この噴水の鮮やかな青い色は、庭園の中でも際立っており、多くの訪問者がその美しさに引き寄せられます。
太陽の庭園
ホテルハイタワーの庭園群の中で、太陽の庭園は特別な位置づけを持っています。なぜなら、この庭園はタワーオブテラーの建物の中、つまりアトラクション内に位置しているからです。瞑想の庭園やインドの庭園はQライン(アトラクションを待つ行列)からも眺めることができるのに対し、太陽の庭園はその内部に入ることができません。
こちらのGoogle Earthの画像では、太陽の庭園が位置する青枠の部分を確認することができます。現在、その場所はコンクリートの広場のようになっていますが、一体かつてはどのような役割を果たしていたのでしょうか。ハリソン・ハイタワー三世が暮らしていた時代、この場所はホテルの中庭や箱庭として利用されていた可能性が考えられます。
このように太陽の庭園は、他の庭園とは一線を画す神秘性を持ち、訪問者の好奇心を掻き立てる存在となっています。その歴史や背後に隠された物語を想像することで、アトラクションの深みを一層感じることができるでしょう。
ホテルロビー:物語の始まりと怖さの予感
ホテルハイタワーのロビーへ足を踏み入れると、ゲストはその豪華さと格式のある雰囲気に圧倒されます。ここは、ハリソン・ハイタワー三世が世界中から集めたアーティファクトや美術品で飾られており、そのどれもが彼の冒険心や探求心を物語っています。
高級そうなインテリアが並ぶロビーは、ハイタワーの富と彼の趣味を反映しています。アンティークな家具や照明が、このホテルの歴史や格式を感じさせる一方、何やら不気味な予感も漂わせています。
特に注目すべきは、ステンドグラスに描かれたハリソン・ハイタワー三世の肖像です。彼の厳格な表情やその背後に隠された物語が、アトラクションの中心となる物語の始まりを予感させます。
そして、ロビーの一角にはハリソン・ハイタワー三世の書斎と思われる部屋があります。
多くの書物や文房具、そして彼の冒険の記録が並ぶこの部屋は、ハイタワーの探求心や彼の冒険の背後にある真実を知る手がかりとなるでしょう。
アトラクションの驚きの体験
タワーオブテラーは、ただの落下体験ではありません。このアトラクションには、エレベータ内での驚きの展開や予期せぬ動き、そして背後に隠された物語が絡み合い、ゲストを恐怖と興奮の世界へと引き込みます。エレベータは予測不能な動きを繰り返すため、乗るたびに新しい体験ができるのもこのアトラクションの魅力の一つです。
実際にエレベータ内での体験を共有したいところですが、安全上の理由からスマホやカメラでの撮影は許可されていません。ですので、私が直接撮影した映像をお見せすることはできませんが、より詳しいアトラクションの内容やエレベータ内での体験を知りたい方は、公式HPに掲載されている動画をご覧ください。
デイズニーシー公式HPより
この動画を通じて、タワーオブテラーの真の驚きや魅力を感じることができるでしょう。
隠れミッキーを探し出そう!
ディズニーパークのアトラクションには、隠れたミッキーマウスの形を探す楽しみがあります。そして、タワーオブテラーもその例外ではありません。このアトラクションには、さまざまな場所に隠れミッキーが配置されていると言われています。その数や具体的な位置ははっきりとはわかっていませんが、その中には非常に見つけにくいものもあるとのこと。
タワーオブテラーは非常に人気の高いアトラクションです。ファストパスを取得しても、ロビーや待機エリアを歩く距離はかなりのものです。しかし、この待ち時間を隠れミッキー探しで楽しく過ごすことができます。
- ファストパス発券機の柱の下の部分にあるくぼみの形
- 外の柵の影が隠れミッキーの形になる
- エレベータ乗り場は6か所あります。各部屋に隠れミッキーがいるそうです
- 記者会見を開く部屋の床に隠れミッキーがいるそうです
- 2階に上がるコースの鉄格子の向こうに籠が積まれてるところに隠れミッキーがいるそうです
これらのヒントをもとに、タワーオブテラー内で隠れミッキーを探してみてください。その探索の楽しみが、アトラクションの待ち時間を一層魅力的にすることでしょう。
タワテラで見つけた隠れミッキー!! pic.twitter.com/LLDVXnriKd
— かずペラ🐀🏰 (@KazPer_Disney) March 28, 2022
ちょっと分かりずらいけど、タワテラの隠れミッキー。 pic.twitter.com/eb5IyLJPfJ
— らぶ。 (@Love__0806__) February 5, 2022
〜アメリカンウォーターフロント編〜
タワー・オブ・テラー出口付近
3,4枚目なんかは色が濃くなってるから現物だとわかりやすいかも#隠れミッキー#ディズニーシー pic.twitter.com/HMAYl2sFrF— かったー (@cutterrobot) April 13, 2021
バケパのFPでタワテラ行ったらキャスティが特別な体験させてくれた😌💕
なかなかゆっくりみることないから隅々まで近くで見られて隠れミッキーも教えてもらって貴重な体験ができました💙
(広角持ってけば良かったなー🥲) pic.twitter.com/eWoVCHa0iW— くまみき🐻🐭💓 (@Disneymickeyluv) February 16, 2021
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ライドショット:驚きの瞬間をキャッチ
タワーオブテラーのアトラクションは、その驚きや興奮を瞬時に体験するものですが、その瞬間を永遠に残す方法があります。それが「ライドショット」というフォトサービスです。このサービスを利用すると、エレベータが落ちる瞬間のあなたのリアルな表情をキャッチしてプリントしてくれます。
こちらの写真は、ライドショットの台紙の表面です。価格は少し高めかもしれませんが、この特別な瞬間を形に残すことができるので、記念に購入する価値は十分にあると思います。
台紙を開くと、その中にはエレベータが急降下する瞬間の写真が収められています。
年齢を問わず、このアトラクションの驚きや楽しさを感じることができるのがわかりますね。
タワーオブテラーを色々な方向から眺める
タワーオブテラーは、ディズニーシーのランドスケープの中で非常に印象的な存在です。その高さと独特のデザインは、パーク内の様々な場所から鑑賞することができます。それぞれの場所や時間帯によって、タワーオブテラーの雰囲気や見え方が異なり、その違いを楽しむのも一つの方法です。
「ケープコッド」からの眺めは、昼間のS.S.コロンビア号とタワー・オブ・テラーが一緒に見える絶景です。青い空と海を背景に、これらの建造物が美しく並ぶ姿は圧巻です。
夜になると、ライトアップされたS.S.コロンビア号とタワー・オブ・テラーが幻想的な雰囲気を醸し出します。その光景は、日中とはまた異なる魅力を放っています。
ウォーターフロントパークからの角度もおすすめです。ライトアップされたタワー・オブ・テラーが、水面に映り込む姿はとてもロマンチックで、訪問者の心を引きつけることでしょう。
タワーオブテラー情報まとめ
日本語名称 | タワー・オブ・テラー |
英語名称 | Tower of Terror |
オープン日 | 2006年9月4日 |
スポンサー | なし |
所要時間 | 約2分(プレショー含まず) |
最高速度 | 55 km/h |
定員 | 22名/1台 ※感染症防止中は、間隔を開けて乗車人数は少なくしていました。 |
利用制限 | 3歳以上 |
最高部高度 | 59 m |
身長制限 | 102 cm |
タワーオブテラーまとめ
タワーオブテラーは、東京ディズニーシーの中でも際立った魅力と歴史を持つアトラクションの一つです。その独自の物語や驚きのライド体験、さらには園内のさまざまな場所から眺めることができる建築美は、訪れるすべてのゲストに深い印象を与えます。
隠れミッキーやライドショットなどの楽しみ方もあり、アトラクション自体だけでなく、その周辺でも多くの魅力を発見することができます。
オープン以来、多くのファンに愛され続けているタワーオブテラー。これからもその伝説は続いていくことでしょう。是非とも、その魅力を直接体験し、ハリソン・ハイタワー三世の冒険の世界に足を踏み入れてみてください。
1つは実際に入ることができません。