
ディズニーシーの園内に存在する「センター・オブ・ジ・アース」は、ネモ船長の冒険をテーマにしたアトラクションで、地底の幻想的な世界を探検する冒険が待っています。
この記事では、アトラクションの詳細や、その中で遭遇する怪物「ラーバモンスター」について詳しく解説します。一緒に、地底の未知の世界への旅を始めましょう!
目次(Table of Contents)
センター・オブ・ジ・アースとは?アトラクションの概要
「センター・オブ・ジ・アース」は、東京ディズニーシーのミステリアスアイランドエリアに位置する、スリル満点のアトラクションです。
このアトラクションでは、天才科学者「ネモ船長」が開発した「地底走行車」に乗車し、幻想的な「地底800m」の世界、例えば水晶の洞窟やキノコの森を探検します。
しかし、旅の途中で突如火山活動が発生し、コースを外れてしまいます。その結果、噴火と共に急降下を体験することとなり、その速度はパーク最速の時速75kmにも達します。この急降下時には、短時間ながらも浮遊感を堪能することができます。
項目 | 説明 |
日本語名称 | センター・オブ・ジ・アース |
英語名称 | Journey to the Center of the Earth |
オープン日 | 2001年9月(※東京ディズニーシーと同時オープン) |
スポンサー | 第一生命保険株式会社 |
所要時間 | 約3分 |
定員 | 6人/艇 (※感染防止対策中は、真ん中の席を空けて4名で定員で運行していた) |
タイプ | ライド、スピード/スリルあり、大きな音がする、怖いキャラクターが登場、暗やみをすすむ |
対象 | ・妊娠中の方にはご遠慮いただいる ・117cm以上の方が乗車可能 |
シングルライダー | 対象外 |
センター・オブ・ジ・アースへのアクセス方法
「センター・オブ・ジ・アース」は、東京ディズニーシーの中心部、神秘的な「ミステリアスアイランド(Mystery Island)」エリアに位置しています。このエリアは、ディズニーシーのシンボルとも言える巨大な「プロメテウス火山」の直下にあります。
公式サイトより
メインエントランスから園内を進むと、「メディテレーニアンハーバー」に到着します。ここからトンネルをくぐると、目の前に広がるのが「ミステリアスアイランド」の壮大な景色です。
このエリアは、中央の海を囲むように通路が設けられています。中央部の丸いスロープは、別のアトラクション「海底2万マイル」の入り口となっています。
エリア内には岩石の上に特徴的な鉄の橋が架かっており、これは火山の噴火時に飛び散る火山石から訪問者を守るためのアーチ形のガードが取り付けられています。
そして、プロメテウス火山の中腹には大きな掘削機が刺さっているのが見受けられます。
この掘削機が地底へと進む中で出会ったのが、アトラクション「センター・オブ・ジ・アース」で体験できる幻想的な地底世界です。
センター・オブ・ジ・アースのエントランスの魅力
「センター・オブ・ジ・アース」のエントランスは、一歩足を踏み入れるだけで冒険の始まりを感じさせるデザインとなっています。入り口の上部には、アトラクションのタイトル「Journey to the Center of the Earth」と英語で大きく刻まれており、その下にはスポンサーである「第一生命」のロゴが赤く目立つように配置されています。
エントランスには、アトラクションの特徴を示唆する注意書きがあり、「地底をハイスピードで急上昇、急降下、急旋回するアトラクションです。」という文言が冒険のスリルを予感させます。
特に小学生や心臓に弱い方は、このアトラクションのスリルを十分に理解した上で乗車を検討すると良いでしょう。
このエントランスエリアは、アトラクションの世界観への入り口として、訪問者に期待感や興奮を与えるデザインとなっています。
キューラインでの体験:地底の不思議を先取り
「センター・オブ・ジ・アース」のキューラインは、単なるアトラクション待ちの時間を埋めるものではありません。ここでは、地底探検の前哨戦とも言える様々なオブジェクトや装飾がゲストを待ち受けています。
最初にゲストが通るのは、暗くて神秘的な溶岩の洞窟です。この洞窟は、まるで地底の深くを歩いているかのような雰囲気を持っています。洞窟の中の照明はほんのりと赤く、溶岩が流れる音やその熱を感じることができます。
さらに進むと、真っ赤に燃える溶岩のオブジェクトが登場します。この溶岩は、まるで地中から直接噴出したかのようなリアルな造形となっており、熱さや熱気を感じることができます。
キューラインを進むことで、アトラクションの冒険が始まる前から、地底の不思議な世界を体験することができるのです。
火山に住む怪獣「ラーバモンスター(Laba Monster)」
アトラクション「センター・オブ・ジ・アース」には、数々の驚きやスリルが待っていますが、その中でも特に印象的なのが「ラーバモンスター(Laba Monster)」です。この巨大な怪物は、アトラクションのクライマックスで登場し、ゲストたちを驚かせるメインオリジナルキャラクターとなっています。
「ラーバ」とは「溶岩」を意味する言葉であり、「ラーバモンスター」は文字通り「溶岩の怪物」という名前が示す通り、火山の深部に住む怪物として描かれています。この怪物の特徴的なのは、実はメスであること。彼女は自身の卵を守るため、地底探検車が近づくとこれを敵と見なし、襲ってくるというストーリーが展開されます。
アトラクションを楽しむ上で、「ラーバモンスター」の存在は欠かせないものとなっており、その迫力やデザインには多くのファンが魅了されています。
リアルなラヴァモンスター
センターオブジアースのラーバモンスターってコンセプトアートと同じように結構リアルに再現されてるよね。 pic.twitter.com/eEl9FwnYmO
— JYUNMK4A (@ttcajaecji07513) June 28, 2019
彼女を創り出したイマジニア達は、彼女をホーテンスと呼んでいます。このアトラクションのストーリーはスタートレックオリジナルシリーズエピソードへのオマージュです。地底怪獣ホルタと地底怪獣ホルテンス。誤解されがちですが、ふたりとも卵を守っているだけの母性溢れる母親です。 #ディズニーシー pic.twitter.com/2SV4Ekq67q
— Marc Sasaki (@MarcSasaki) October 10, 2018
危険物質の実験台「グローブボックス(Glovebox)」
キューラインを進むと、神秘的な実験台「グローブボックス(Glovebox)」が現れます。この装置は、過去に様々な実験が行われていた跡を残しており、ゲストたちの好奇心をくすぐります。
最も目を引くのは、左側に取り付けられた2本の黒いゴム手袋(グローブ)です。この手袋を通じて、内部と外部の空気を完全に遮断しながら作業が行える設計となっており、ここで危険物質や未知の気体を扱う実験が行われていたことが想像されます。
また、手前には丸い穴があり、研究者が手を入れて直接作業を行うことができるようになっています。グローブボックス内で発生した気体や蒸気は、左側のパイプを通じて適切に排出されていました。
さらに、その周囲には複雑な実験装置や、螺旋形にねじられたガラス管が配置されています。これらの装置からは、気体を冷却し液体として取り出すなどの高度な実験が行われていたことが伺えます。
ネモ船長の「生物研究室(Biological Laboratory)」
キューラインを進む中で、ネモ船長の研究に没頭した足跡を感じることができる場所が「生物研究室(Biological Laboratory)」です。この部屋は、ネモ船長の知識と探求心の深さを伝える多くのアイテムで埋め尽くされています。
中央に位置するのは、古風な机。この机の上には、船長が様々な生物に関する研究レポートを書いていたと考えられる筆記用具や文献が置かれています。
机の周囲には、さまざまな色の液体が詰められたビーカーやフラスコがずらりと並べられており、黄色や青、緑などの鮮やかな液体が実験の痕跡を物語っています。
また、部屋の一角には、2つの丸い石のようなものが展示されています。これは、ネモ船長が地底の深くで発見したとされる謎の生物の卵の化石である可能性が高いです。
地底の生態系「昆虫図鑑(Insect Picture Book)」
「センター・オブ・ジ・アース」のキューラインを進む中で、神秘的な生態系の中の一部を垣間見ることができます。その中で特に興味深いのが、ネモ船長が地底の探検中に遭遇したとされる「昆虫」たちです。
これらの昆虫たちは、地上のものとは異なる特徴や形状を持っており、その存在自体が地底の世界の未知の生態系を証明しているかのようです。ネモ船長は、これらの昆虫たちを詳細に観察し、「昆虫図鑑(Insect Picture Book)」という資料にまとめていることが伺えます。
探検の道具「掘削ドリル(Digging Drill)」
「センター・オブ・ジ・アース」のアトラクション内には、ネモ船長の冒険の証として、多くの道具や装置が展示されています。その中でも特に印象的なのが、地底の探検に使用された「掘削ドリル(Digging Drill)」です。
複数の大きさや形状の異なるドリルが展示されており、これらは地底の異なる硬さや質感の地層を掘り進むためのものと考えられます。これらのドリルを駆使し、ネモ船長と彼のクルーは地底の未知の世界へと足を踏み入れたのでしょう。
それぞれのドリルには、厳しい地底環境での使用痕跡が残っており、探検の過程で直面した困難や挑戦を物語っています。
テラベーターで地下800mへの降下
「センター・オブ・ジ・アース」のアトラクションの一部として、ゲストは特別なエレベータ「テラベーター(Terravator)」に乗り、地下800mの深さに位置するベース・ステーションへと向かいます。
テラベーターは数基設置されており、それぞれのエレベータには番号がつけられています。私が乗車したのは1号機でした。名前の「テラベーター」は、「terra」(大地)と「elevator」(エレベーター)を組み合わせた造語で、その名の通り地底へと降下する役割を持っています。
コロナウイルス時期は、感染予防のため数組単位での乗車していました。
一つの興味深い点として、テラベーターは実際には下に向かっているように感じさせる演出がなされているのですが、実際には上に昇っているという説もあります。果たして、どちらが正しいのでしょうか?以下の動画リンクから、テラベーターの動きを確認することができます。
800mに向かうシーンを動画に撮りました。
地底走行車での冒険:地底の世界を探検
「センター・オブ・ジ・アース」アトラクションのハイライトは、間違いなく「地底走行車」による冒険です。この特製の探検車に乗り込むことで、ゲストたちは地底800mの深さに広がる幻想的な世界へと足を踏み入れることができます。
この地底の世界には、火山の奥深くに住む怪獣「ラーバモンスター」をはじめ、多種多様な生物やキノコ、そして地底特有の風景や現象が待ち受けています。一つ一つのシーンは、驚きや感動、時にはスリル溢れるものとなっており、アトラクションを楽しむゲストたちの心を魅了します。
アトラクションの全体像や、地底走行車の動き、そして地底の世界の様子をもっと詳しく知りたい方は、公式HPに掲載されている動画をチェックしてみてください。この動画を通じて、実際のアトラクションの雰囲気や魅力を前もって体験することができます。
公式HPより
センター・オブ・ジ・アースの魅力まとめ
「センター・オブ・ジ・アース」は、東京ディズニーシーの代表的なアトラクションの一つとして、多くのゲストから絶大な支持を受けています。その魅力を簡潔にまとめると以下のようになります。
- 深海の冒険:
地底800mの幻想的な世界をリアルに体感できる点は、他のアトラクションにはない独特の魅力です。 - 技術的な優れもの:
テラベーターや地底走行車など、最先端の技術を駆使した乗り物や装置が体験の一部として組み込まれています。 - キャラクターやストーリー:
地底に住む怪獣「ラーバモンスター」や、ネモ船長といったキャラクター、背景ストーリーが、アトラクションの世界観を一層引き立てています。 - ディテールへのこだわり:
キューラインからアトラクション内部まで、細部に渡るデザインや装飾が、ゲストを地底の世界へと引き込みます。 - スリルと感動のバランス:
急降下や急旋回などのスリル要素と、幻想的な景色や音楽などの感動要素が絶妙に組み合わさっています。
このような要素が組み合わさることで、「センター・オブ・ジ・アース」は単なるアトラクションを超えた、一つの冒険体験としてゲストの心に残るのです。一度訪れたら、その魅力に引き込まれること間違いなしです!
ユーザーの声:センター・オブ・ジ・アースの感想
「センター・オブ・ジ・アース」を体験した多くのゲストたちから、さまざまな感想やフィードバックが寄せられています。以下は、その中から一部をピックアップして紹介します。
- (30代、女性)
初めて乗ったときは、そのリアルな演出とスリルに驚きました。特に、ラーバモンスターとの遭遇シーンは息をのむ瞬間でした! - (40代、男性)
キューラインのディテールに感動。アトラクション自体も素晴らしいのですが、待ち時間中に見ることができる装飾や背景ストーリーが丁寧で、それだけで楽しめました。 - (20代、女性)
地底の幻想的な世界がとても美しく、アトラクション中に流れる音楽も大好きです。何度もリピートして乗りたい一つです。 - (10代、男性)
急降下のスリルが最高!友達と一緒に何度も乗って、毎回叫んでしまいます。