
ニューヨークの喧騒を抜けてハドソン・リバー・ブリッジを渡ると、急に時間がゆっくり流れ出す場所があります。それがケープコッドです。
赤と白の灯台、四方に時計がついた白い建物、潮風に揺れる看板。1900年代前半、まだ大都会になる前のアメリカ東海岸の田舎町を切り取ったようなエリアで、私はディズニーシーの中でもここが一番好きです。派手なアトラクションはありませんが、ベンチに座って港を眺めているだけで満たされる、そんな不思議な場所です。

▲ 赤・白・青に塗られた灯台「ハリケーンポイントライトハウス」
ひと目でわかるケープコッド
- アメリカンウォーターフロントの最奥、ポートディスカバリー側に位置
- テーマは1900年代前半、ニューイングランドの田舎の漁村
- シンボルは灯台「ハリケーンポイントライトハウス」と時計台「タウンホール」
- ダッフィーグッズ発祥の店「アーント・ペグズ・ヴィレッジストア」がある
ケープコッドって、そもそも何?
「ケープコッド」は、アメリカ東北部マサチューセッツ州に実在する港町の名前です。「ケープ」は岬、「コッド」は魚のタラを意味し、その名の通りタラ漁で栄えた漁村がモデルになっています。
ディズニーシーのケープコッドは、そんな本物の港町の空気をぎゅっと閉じ込めたエリア。派手な装飾のニューヨークエリアとは対照的に、赤い羽目板の建物や色あせた木の看板など、どこか懐かしいトーンでまとめられているのが特徴です。

▲ マサチューセッツ州の地図。東北部に突き出た部分がケープ・コッド湾

ケープコッドまでの行き方
メディテレーニアンハーバーを抜けると、正面に大きな「クリストファー・コロンブス銅像」とマクダックス・デパートメントストアが見えてきます。

マクダックス・デパートメントストアを左手に見ながら奥へ進むと、S.S.コロンビア号が現れます。アメリカンウォーターフロントの一番奥にある豪華客船です。

▲ ディズニーシー公式サイトより

S.S.コロンビア号を左手に曲がると、赤いアーチが目を引く「ハドソン・リバー・ブリッジ」が見えてきます。この橋を渡った先が、ケープコッドです。


▲ ディズニーシー公式サイトより
ケープコッドの見どころ
橋を渡った瞬間、空気がふっと変わるのがわかります。ここでは4つのスポットを軸に、ケープコッドの魅力を紹介します。
| № | スポット | おすすめポイント |
|---|---|---|
| ① | 灯台とケープコッドの港 | 富士山も望める撮影スポット |
| ② | アーント・ペグズ・ヴィレッジストア | ダッフィーグッズ発祥の小さな店 |
| ③ | ケープコッド・クックオフ | グルメとダッフィー&フレンズのショー |
| ④ | 撮影スポット&キャラクター | ぬいぐるみと灯台を一緒に撮影 |
① 灯台とケープコッドの港

▲ 港越しに赤い建物を眺める。奥にはプロメテウス火山も
ケープコッドにある灯台の名前は「ハリケーンポイントライトハウス」。アメリカ東北部という設定らしく、ハリケーンの多い土地を見守る灯台という設定なのでしょう。夕方になると空が赤く染まり、灯台のシルエットがひときわ美しくなります。

▲ 真っ赤な夕焼けに染まる灯台
港には桟橋やパラソルが並び、夏場は椅子を並べてかき氷やアイスフロートを片手にくつろぐゲストの姿も見られます。海水浴場のような雰囲気が漂うのも、このエリアならではです。


天気の良い日は、東京ゲートブリッジと富士山を一緒に望むこともできます。私が訪れた日もちょうど富士山が見え、思わず足を止めて写真を撮りました。

② アーント・ペグズ・ヴィレッジストア

赤い羽目板の外壁と白い窓枠が印象的な、カントリー調の建物。ディズニーシーに3店あるダッフィーグッズ店の中で一番小さな店ですが、すべての始まりはここでした。
お店を営むのは、海が大好きだった「ペグおばさん」。若い頃に海に恋をし、やがて同じくお菓子好きの船長と結婚して一緒に航海するように。今はその頃の思い出に浸りながら、キャンディー作りをしてのんびり暮らしている……という設定で、店先の看板に描かれた女性がペグおばさん本人です。建物の横には小さな家庭菜園もあるので、覗いてみてください。


▲ 季節ごとに装飾が変わるのも楽しみのひとつ(写真はハロウィン期)
店内は決して広くありませんが、その分ダッフィーとシェリーメイがぎゅっと並ぶ密度感がたまりません。訪れた時期によって、キャラクターたちの衣装が変わっているのも見どころです。


混雑時はスタンバイパス対象になることがある店舗です。公式アプリで取得状況を確認してからインパークすると、待ち時間なく入店しやすくなります。
③ ケープコッド・クックオフ

白くて大きな建物「ケープコッド・クックオフ」は、港のどこにいても時間が確認できるように、建物の4方向すべてに時計がついています。年に一度開かれる料理の腕比べ大会「クックオフ」がモチーフになった建物です。

実はこのレストラン、2つの顔を持っています。ひとつは予約なしでも利用できる通常のカウンターサービス。ハンバーガーやホットドッグなど、アメリカンな軽食が中心のメニューで、モバイルオーダーにも対応しています。天気が良ければ、外のテーブルで港を眺めながら食べるのがおすすめです。

もうひとつの顔が、完全予約制のショーレストランです。店内のショーダイニングエリアでは、ダッフィー、シェリー・メイ、ジェラトーニ、ステラ・ルー、クッキー・アン、オル・メル、リーナ・ベルの7人が勢ぞろいする「ダッフィー&フレンズのワンダフル・フレンドシップ」が上演されています。
流れとしては、予約時間に入店してまず食事を楽しみ、45分ほど経った頃にステージが始まる仕組み。公演時間は約20分、食事を含めた所要時間は約65分です。座席はステージに近い順にS席・A席・B席の3種類に分かれていて、大人はS席4,100円・A席3,600円・B席3,100円、4〜11歳の子どもは各500円引きの料金設定になっています(食事代込み)。
予約は利用日の1ヶ月前午前9時から前日まで受け付けており、満席になり次第終了です。当日枠が残っていれば、公式サイトやアプリから追加予約できることもあるので、当日でも一度チェックしてみる価値はあります。
④ 撮影スポット&キャラクターとの出会い
アーント・ペグズ・ヴィレッジストアなどで購入したダッフィー&フレンズを、灯台をバックに撮影するのがケープコッド流の楽しみ方。ちょうど3体並べられる大きさの撮影台も設置されています。


▲ 夕暮れ時は特に絵になる時間帯
撮影台以外にも、港を見渡せる場所ならどこでも絵になります。季節ごとに港のオブジェも変わるので、行くたびに違う一枚が撮れるのも魅力です。






キャラクターグリーティングでも、ケープコッドにはとんすけやミスバニーがふらりと現れることがあります。




訪れた人の声
ニューヨークエリアの賑やかさから一転、ケープコッドに入った瞬間に空気がゆるむのを感じました。夕方、灯台が赤く染まる時間帯に行くのが一番おすすめです。
ハドソン・リバー・ブリッジを渡るだけなので迷わず行けました。子どもも赤い橋を「かっこいい」と喜んで走って渡っていました。
アーント・ペグズ・ヴィレッジストアは小さいお店ですが、その分ゆっくり選べました。他の2店より落ち着いた雰囲気が好きです。
B席で予約しましたが、ステージ全体が見渡せて満足でした。食事の時間がしっかり確保されているので、慌てず楽しめました。
灯台をバックにぬいぐるみと写真を撮るのを子どもが気に入って、何枚も撮影台の順番待ちをしました。撮影台以外にもスポットが多いので助かりました。
アーント・ペグズ・ヴィレッジストアがスタンバイパス対象になっていて、すぐには入れませんでした。
→ 時間帯によってはスタンバイパスの取得が必要になることがあります。インパーク後、公式アプリで早めに取得状況を確認しておくのがおすすめです。
S席を狙っていましたが、予約開始とほぼ同時に埋まってしまいました。
→ 予約は利用日の1ヶ月前午前9時スタートです。カレンダーにリマインダーを設定しておくと、希望の席種を取りやすくなります。
アクセス・基本情報
| 所在エリア | アメリカンウォーターフロント(東京ディズニーシー内) |
| 最寄り駅 | ディズニーリゾートライン「東京ディズニーシー・ステーション」から徒歩約5分 |
| 入園 | 東京ディズニーシーのパークチケットが必要(ケープコッドのみの入場は不可) |
| クックオフ(通常メニュー) | 予約不要・モバイルオーダー対応 |
| クックオフ(ショーダイニング) | 事前予約必須。1ヶ月前午前9時〜前日まで受付 |
| アーント・ペグズ | 混雑時はスタンバイパス対象になる場合あり |

まとめ
- ケープコッドは、灯台と時計台が目印のニューイングランド漁村エリア
- アーント・ペグズ・ヴィレッジストアはダッフィーグッズ発祥の店
- ケープコッド・クックオフは食事だけでなくショーレストランとしても楽しめる
- 夕方の灯台と、天気が良ければ富士山も見える撮影スポット
賑やかなアトラクションを一通り楽しんだあと、少し疲れた足を休めるように、ケープコッドの港のベンチに座ってみてください。灯台の灯りと波の音だけの、静かな時間がきっと待っています。
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