熱海の「お宮の松と貫一お宮の像」の人気観光スポットを巡る

静岡県の熱海市にある、海岸沿いの一等地にある観光スポットの1つ。

熱海を紹介するテレビなどにはよく「お宮の松・貫一お宮の像」が紹介されるほどです。

熱海・貫一お宮の像熱海・お宮の松熱海パールスターホテルからのお宮の松と熱海サンビーチの眺め

 

お宮の松の魅力

熱海の観光地として多くの人々を魅了してきた「お宮の松」。この美しい松は、熱海の海岸線を彩る風景の象徴として長い間親しまれてきました。その樹齢は数百年にも及ぶと言われ、歴史的な背景とともに、その風格ある姿が多くの人々の心を捉えて離しません。

熱海・お宮の松
見事な枝っぷりの「お宮の松」と奥に「貫一お宮の像」が映っています

お宮の松の最大の魅力は、海と共に変わるその姿です。朝の光の中で静かに佇む姿や、夕日に照らされた黄昏時のシルエットは、訪れる者の心に深い感動を与えます。

四季折々の変化もまた、その魅力を倍増させています。春の新緑や秋の紅葉、冬の積雪の中での姿は、それぞれ異なる美しさを放っています。

熱海・お宮の松
丁寧に松と庭園のメンテナンスをしてくれている人がいました。

訪れるたびに異なる表情を見せてくれるお宮の松。その歴史や伝説、そして四季折々の美しさを感じながら、熱海の風情を満喫してみてはいかがでしょうか。

 

「羽衣の松」:初代お宮の松の歴史

実は現在のお宮の松は2代目だったのです。

 

熱海・お宮の松の明治時代の写真
熱海平和通り商店街の展示写真より

初代「お宮の松」は、昭和初期まで「羽衣(はごろも)の松」と呼ばれていました。

 

大正8年8月に発表された「『金色夜叉』(こんじきやしゃ)」を記念して、尾崎紅葉の弟子の「小栗風葉(おぐり ふうよう)」の句碑「宮に似たうしろ姿や春の月」を建立したことから、いつしか「お宮の松」と呼ばれるようになりました。

 

 

熱海・お宮の松の明治時代の写真
熱海平和通り商店街の展示写真より

羽衣の松」(初代「お宮の松」)とその風景。

 

 

熱海・お宮の松の初代

初代のお宮の松の、大きな切り株で、樹齢は推定316年だそうです。

 

初代お宮の松が姿を消した原因ですが、昭和24年(1949年)8月31日の「キティー台風」により道路が破損されました。これを機に道路の拡幅が行われ、海側に移動されました。

その後、自動車の排ガスの影響で衰えたため、昭和41年(1966年)11月に2代目として今の「お宮の松」となったそうです。

 

 

 

 

熱海の象徴「お宮の松」の物語

「お宮の松」の由来

「お宮の松」の名は、有名な作家尾崎紅葉の作品「金色夜叉」に触発されて名付けられました。江戸時代に、松平伊豆守信網という名の知恵伊豆として知られる人物が伊豆を訪れた際に、この特別な松の木を植えたと言われています。その美しい姿から、「羽衣の松」とも称されていたのです。

「金色夜叉」が読売新聞で連載されてから、この地域の人気は急上昇しました。特に、この物語と関連した歌がヒットし、熱海温泉は全国的に有名となりました。その影響で、大正時代には「金色夜叉」に関連する記念碑が建てられました。この碑には、紅葉の弟子だった小栗風の詩が刻まれており、やがて人々から「お宮の松」と呼ばれるようになりました。

しかし、昭和の時代になると、道路の拡張や環境の変化により、この松の木は次第に衰えてきました。だが、市民の愛と協力で新しい「お宮の松」が植えられることとなり、現在の場所に移植されました。この新しい松の木も、もう90年以上の歴史を持っており、熱海の象徴として今も多くの人々に愛されています。

 

 

初代お宮の松は、現在の国道135号線の「熱海パールスターホテル(旧つるやホテル)」の前にありました。

熱海の初代お宮の松の場所

以前はプレートがあったのですが、車の往来が激しくなくなってしまいました。
左下にうっすらプレートの後が残っています。

 

 

熱海の初代お宮の松のプレート跡

アップです。

 

 

熱海の貫一お宮のマンホール(熱海(パールスターホテル前)

またこのプレートの前に、貫一お宮マンホールが設置されています。

探してみると面白いと思います。

熱海の貫一お宮のマンホール(熱海(パールスターホテル前)

「貫一お宮」「お宮の松」「サンビーチ」「花火」など見どころが詰まっています。

 

 

貫一お宮の像

熱海・貫一お宮の像

、「尾崎紅葉」が書いた明治時代の代表的な小説「『金色夜叉』(こんじきやしゃ)」の、お宮を貫一が蹴り飛ばす有名なセリフのシーンとなっています。

 

来年の今月今夜のこの月を僕の涙で曇らせてみせる

 

 

 

熱海・貫一お宮の像と熱海パールスターホテル

「貫一お宮の像」と、元つるやホテルの跡地に、2022年9月26日にオープンした「熱海パールスターホテル」。

 

 

熱海パールスターホテルからのお宮の松と熱海サンビーチの眺め

「熱海パールスターホテルの8階の部屋」からの「お宮の松」と「貫一お宮の像」の眺め。

写真奥が「熱海サンビーチ」と「熱海後楽園ホテル」。

 

 

「お宮の松」と「貫一お宮の像」を事前にチェックしよう

熱海には「お宮の松」と「貫一お宮の像」にちなんだ、お土産や顔出しパネルなどあります。

事前に尾崎紅葉の「金色夜叉」をチェックしておくと、数倍熱海の旅を楽しむことができます。

 

「金色夜叉」をYouTubeでチェックする

松竹映画「金色夜叉」昭和7年の映像と歌でお楽しみください。

金色夜叉のストーリを300文字で説明します。
「金色夜叉」は、豊かで美しい遊女・お島と、彼女に夢中になる若き紳士・金之助の悲恋を描いた物語です。お島はその美貌と才能で多くの男たちを引きつけるが、彼女の心は金之助に捧げられていた。一方、金之助もまた、お島に強く惹かれていたが、家の事情や社会の制約から彼女との結婚は難しかった。彼の家族は、彼に適切な結婚を望んでおり、お島との関係は家族や周囲には受け入れられないものとなっていた。

二人の間には多くの障壁が存在したが、彼らの愛情は深く、それを乗り越えようとする。しかし、運命は容赦なく二人を引き裂こうとする。お島と金之助の純粋な愛と、それに立ちはだかる社会の壁との間の葛藤が、この物語の中心となっています。

 

 

保存会によって、毎年1月17日に金色夜叉の名場面を再現しています。

ちなみに、1月17日は、名台詞の「間貫一が来年の今月今夜の月は必ず曇らせると宣言した日」となっています。

 

 

「金色夜叉」の本をチェックする

原作小説は「擬古文調」と呼ばれる古典的な文語体と旧かなづかいで書かれているため、読みなれない方はちょっと辛いです。

こちらの本は、現代語で書かれていますので、誰でも読めるようになっています。

お宮の松・貫一お宮の像の基本情報

項目説明
住所静岡県熱海市東海岸町
料金見学無料
駐車場市営東駐車場 約250台
30分100円
アクセス方法
  • 熱海駅より徒歩15分
  • JR熱海駅より熱海港方面行きバスにて約5分→お宮の松下車

まとめ

熱海に来たらぜひ、歴史のある「お宮の松」と「貫一お宮の像」の人気観光スポットを訪れてみてください。

 

 

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