小田原城址公園は、歴史や自然、そして家族で楽しめる遊び場が揃った人気の観光スポットです。この記事では、小田原城の歴史や魅力をはじめ、天守閣までのおすすめルート、アクセス情報、駐車場について詳しく紹介します。
また、城内の見どころである馬出門や銅門、常盤木門、さらには本丸跡を巡る散策ルートも解説します。
家族連れに嬉しいこども遊園地や、二宮金次郎を祀る報徳二宮神社も見逃せません。これから小田原城址公園を訪れる方に向けて、楽しく充実した1日を過ごせるガイドをお届けします。
そして天守閣からの眺めは最高です。
この記事の目次
小田原城とは?歴史と魅力を知る
かつて日本には2万5000以上の城が存在していたと言われていますが、現在、一般に見学できるのは100城ほどです。その中でも神奈川県の小田原城は、戦国時代の名城として特に有名です。小田原城は、関東を支配した北条氏が城主であり、特に3代当主・北条氏康の時代には「難攻不落」と称され、上杉謙信や武田信玄の猛攻にも耐えたことで知られています。その後、豊臣秀吉の小田原攻めで北条氏は没落しますが、小田原城は大久保氏によって再興され、江戸時代には小田原藩の藩庁として栄えました。現在は再建された天守閣が観光名所となり、豊かな歴史と美しい景観を楽しむことができ、訪れる人々を魅了しています。
春には桜が咲き乱れ、秋には紅葉が映えるため、季節ごとの絶景を狙った撮影が人気です。訪れる時間帯によっても雰囲気が変わるため、朝早くや夕方の訪問もおすすめです。
小田原城の場所とアクセス情報
小田原駅から「ミナカ小田原」を通って、小田原城まで直線で徒歩で約5分。
小田原駅からの電車情報
小田原駅は5路線が乗り入れているハブ駅です。利用しやすい駅になっています。
- JR東海道新幹線
東京駅から28分 - JR東海道本線
- 小田急小田原線
新宿からロマンスカーで75分 - 伊豆箱根鉄道大雄山線
- 箱根登山鉄道
新幹線 N700
ロマンスカー(はこね)
小田原城周辺の駐車場情報
小田原城周辺には数十か所の駐車場があります。
沢山駐車場ありますが、休日は満車になることもあります。
公共交通機関の利用をお勧めします。
小田原城天守閣へのおすすめルート
小田原城への入り口は、東西南北に数か所あります。
東側の「馬出門」から天守閣を目指す正当ルートが、効率よく観光できおすすめです。
小田原駅から天守閣への行き方
小田原駅から小田原城に入場するには、
- 「ミナカ小田原」がある「お城通り」を通って、
- 「旭丘高校」を左に曲がり、
- 「幸田口通り」を信号機のある十字路まで進み、
- 右に曲がって「お堀通り」を進むと右手に正面入口である「馬出門」があります。
「ミナカ小田原」は江戸時代の城下町に迷い込んだ雰囲気を味わえます。
小田原城 馬出門(うまだしもん)
馬出門は、小田原城の正規登城ルートである大手筋に位置し、三の丸から二の丸へと続く重要な門です。寛文12年(1672年)に枡形形式に改修され、江戸時代の末期まで使用されていましたが、平成21年に復元され、現在ではその歴史的なルートを歩くことができます。
馬出門は、石垣と土塀で四角く囲まれた枡形構造と、控柱を備えた高麗門形式で、内冠木門との二重構造になっています。訪れる際は、この門を通って馬屋曲輪へ向かう登城ルートを辿り、小田原城の歴史を体感できます。
小田原城 住吉橋(すみよしばし)
住吉橋は、小田原城内で馬屋曲輪・御茶壺曲輪と二の丸を繋ぐ重要な木造橋です。この橋は、歴史的なルートを歩む際に欠かせないポイントとなっています。
1990年に木造橋として復元され、2018年には再び架け替えられました。橋を渡ると銅門の入口へ続き、さらに城内の奥深くへと進むことができます。
住吉橋の風情ある佇まいと周囲の美しい景観は、訪れる人々に当時の城郭の雰囲気を感じさせてくれるだけでなく、歴史散策の一部として欠かせない存在です。
小田原城 銅門(あかがねもん)
銅門(あかがねもん)は、小田原城における枡形形式の門で、櫓門(やぐらもん)と内仕切門の2つの門、そしてそれらを繋ぐ石垣と土塀で構成されています。この門の名前は、扉の飾り金具に銅を使用していたことに由来すると言われています。住吉橋から銅門を通り抜けると、二の丸へと続く歴史的なルートに出ることができます。かつての城の防御システムの一端を担った銅門は、現在も当時の堅固な構造と趣を感じさせ、城郭の防御性と美しさを同時に楽しめるポイントとなっています。
枡形(ますがた )という形式の門で、櫓門(やぐらもん)と内仕切門の2つの門と、これをつなぐ 石垣と土塀で構成されます。
「銅門(あかがねもん)」の名は、扉の飾り金具に銅を使用して いたことから、その名がついたと言われています。
二の丸広場から銅門(あかがねもん)を望む。
住吉橋から銅門を通って二の丸へ抜ける。
小田原城 常盤木門(ときわぎもん)
小田原城でも一番大きな、常盤木門。
頑丈な常盤木門に行く前に、大きな赤い太鼓橋が掛かっています。
常盤木門に登る階段から、赤い橋を眺める。
常盤木門は、江戸時代の本丸の正面に位置し、小田原城の城門の中でも大きく堅固に造 られていました。
古絵図などの記録から、江戸時代初期には設けられていたことが分かって います。
元禄16年 (1703年) の元禄地震で崩壊した後、宝永3年(1706年)に、多聞櫓と渡櫓から構成される桝形門形式で、再建されました。
明治3年(1870年)の小田原城廃城の際に解体撤去されました。
常盤木とは常緑樹のことで、松の木が常に緑色をたたえて何十年も生長することになぞらえ、小田原城が永久不変に繁栄することを願って「常盤木門」と名付けられたといわれています。
江戸時代には、常盤木門に隣接して、戦国時代からの「本丸の七本松」があり、現在もそのうちの一本が本丸の「巨松」として残っています。
現在の常盤木門は、市制30周年事 業として昭和46年(1971年)に再建しました。
小田原城 本丸跡を巡る
常盤木門を抜けると、広い(本丸跡)に付きます
小田原城天守閣の魅力と見学のポイント
高くそびえる、小田原城の天守閣
土台から屋根の上までの総高38.7m(石垣高:11.5m、天守のみの高さ 27.2m)
小田原城の天守閣見学
天守閣に登るには、チケットを購入する必要があります。
開館時間 | 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 12月31日〜1月1日 |
入館料 | 天守閣単独券 (個人)一般 510円、小中学生 200円 (30人以上の団体)一般 410円、小中学生 160円常盤木門SAMURAI館との2館共通券 (個人)一般 610円、小中学生 220円 (30人以上の団体)一般 500円、小中学生 180円 |
お問合せ | 0465-23-1373(城址公園) |
天守閣からの眺めは最高です。ぜひ天守閣に登ってみてください。
小田原城天守閣 |
小田原城址公園こども遊園地で遊ぼう!
小田原城内に遊園地が設置されています。
小田原城内を見て飽きた頃に、子供を遊ばせるにはちょうど良い場所です。
小田原城の天守閣がる直ぐに北側に設置されています。
昭和の時代には、観覧車、コーヒーカップなどもあったのですが、令和の時代には3つ乗り物だけになっています。
のりもの | 料金 |
豆汽車 | 80円 |
バッテリーカー | 80円 |
自動遊具 | 30円 |
とても安いですので、思う存分遊ばせることができます。
豆汽車
豆汽車(Mini train)は80円で2週回ることができます。
豆汽車の走っている様子を動画にてお楽しみください。
バッテリーカー
80円で2~3分楽しむことができます。
ペダルを踏むだけなので小さい子も運転することができます。
自動遊具
1回30円で2~3分楽しむことができます。
二宮金次郎を祭った小田原城内にある報徳二宮神社
- 「学問の神様」。経営、財福、商売繁盛の「金運」などのご利益があります
- きんじろうカフェでゆっくりくつろげる
小田原天守閣を見て、報徳二宮神社でお参りをして、「きんじろうカフェ」でくつろぐのはいかがでしょうか。