
神奈川県南足柄平野にある天狗で有名な曹洞宗のお寺「最乗寺」。
600年の歴史をもつ関東の霊場として知られているパワースポット。
境内は東京ドーム27個分と広く、老杉林の冷気を感じながら、500段以上ある階段を登り、パワーみなぎる「奥の院」へ。
あなたも是非、奥の院まで足を運んでみませんか?
目次(Table of Contents)
大雄山最乗寺概要
地元の間では、「道了さん」と呼ばれ親しまれている最乗寺。概要を記載します。
項目 | 説明 |
名前 | 大雄山最乗寺 |
愛称 |
|
住所 | 〒250-0127 神奈川県南足柄市大雄町1157 |
電話番号 | 0465-74-3121 |
宗派 | 曹洞宗(そうとうしゅう) |
歴史 | 約600年前(應永元年(1394年))に「大雄山最乗寺」と号した |
面積 | 128ヘクタール 東京ドーム27個分 |
石段の数 | 708段/下乗石~奥の院 |
その他 | 詳細はWikipedia(最乗寺)参照 |
大雄山最乗寺へのアクセス方法(行き方)案内
神奈川県南足柄市ある最乗寺へは、電車や車でアクセス可能です。
この地図は大雄山駅から、最乗寺までの経路。
歩き(約52分)かバスで(約10分)。
電車/バスでのアクセス
最寄り駅は、大雄山線の終着駅「大雄山駅」です。
大雄山駅までのアクセス方法は何通りかあります。
大雄山駅までのアクセス方法
- 新幹線=>小田原駅=>大雄山線=>大雄山駅
- JR東海道線=>小田原駅=>大雄山線=>大雄山駅
- 小田急線(ロマンスカー)=>小田原駅=>大雄山線=>大雄山駅
- 小田急線(急行)=>新松田駅=>バス=>大雄山駅
- JR御殿場線=>新松田駅=>バス=>大雄山駅
新幹線、東海道線は小田原駅で降りる
「新幹線」や「JR 東海道線」は、小田原駅で降ります。
小田原駅に停車中の新幹線700
小田原駅から、大雄山線でに乗り、約21分で終着駅の「大雄山駅」に着きます。
単線ですので、のんびりとのどかな景色を楽しむことができます。
小田急線は小田原駅か新松田駅で降りる
「ロマンスカー」または「急行」を利用した場合に、降車駅が分かれます。
- 急行の場合「 新松田駅」で降りる。
- ロマンスカーの場合、「小田原駅」で降りるのが便利。
新松田駅に停車するロマンスカーは少ないため。
※参考情報:ロマンスカーの時刻表
「御殿場線」は「松田駅」で降りる
「御殿場線」は「松田駅」で降りる。
しかし駅名が異なりますので注意してください。
「小田急 新松田駅」「JR御殿場線 松田駅」で降りた場合
新松田駅から、関本(大雄山駅)行のバスに乗り約20分で到着。
大雄山駅からのアクセス方法
大雄山線の終着駅の「大雄山駅」です。
大雄山駅からのアクセス方法は2通りあります。
①「大雄山駅」から伊豆箱根バスで「道了尊」へ約10分。
大雄山駅 ⇒ 道了尊 バス時刻表
大雄山駅からバス停方面を眺める | バス停から大雄山駅方面を眺める |
②ハイキング
時間がある方、ハイキングが好きな方は、大雄山駅から散策するのも良いでしょう。
バスだと10分、歩くと1時間ほどかかりますが、旧跡や森の中を歩くことができるので、色々な発見ができます。
仁王門は歩くから見られる
赤の仁王門
バスに乗らないで歩いたからこそわかる発見。
金剛力士像(吽形像) | 金剛力士像(阿形像) |
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大雄山最乗寺への道。「大雄町・花咲く里山コース」なんて素敵じゃないですか?
車でのアクセス
「東名高速道路」からだと「大井松田インター」から、南に真っすぐに8.6Km進む。
車で約20分で、最乗寺の駐車場に到着する。
本堂広場に直結している駐車場。
254台止めることができます。
この駐車場が満車でも、もう少し下の大雄山最乗寺茶屋あたりに駐車できます。
参拝客が多い時には、警備員いますので、指示に従ってください。
大雄山駅周辺に大きな駐車場が用意されていますので、シャトルバス(有料)に乗り換えて「最乗寺」に向かいます。
バスで「道了尊」バス停を目指す
かつて昭和の時代には「〇十〇丁目売店」と土産屋さんの番号が付いて道沿いに沢山のお店が並んでいました。
現在は数店しかお店がありません。
十八丁目茶屋
二十二丁目茶屋
十九丁目茶屋
「道了尊」バス停で降りる
「大雄山駅」から伊豆箱根バスで「道了尊」バス停を降りると、「大雄山最乗寺茶屋」があります。
お土産屋さんとバス。
大雄山最乗寺茶屋の「道了尊売店」
ここで、お土産や簡単に食事をすることができます。
我が家は行きに「道了尊売店」で、蕎麦を食べてから、奥の院まで登ります。
帰りにここで、お土産を買って帰ります。
足柄平野や大雄山のお土産が沢山並んでいます。
最乗寺のお土産はここでも、購入できます。
ゆっくりと「道の駅 足柄」でお買い物もできます。
「道了尊売店」の店の中。そばどを食べることができます。
「道了尊売店」の「山菜そば」。
かながわ美林50選 大雄山最乗寺のスギ
「道了尊」バス停から本堂に向かう。杉林に囲まれた参道を歩きます。
最乗寺は「かながわ美林50選」に選ばれています。
杉林の参道を歩くと「森林セラピー」効果で、森林パワーをもらえます。
また天狗の神さまの宿る参道は癒し効果はとても大きいです。
新緑の6月
紅葉の11月
それぞれの季節をお楽しみください。
大雄山最乗寺の本堂入口の「瑠璃門」
「道了尊」バス停(大雄山最乗寺茶屋)から約5分参道を歩く、本堂の入り口が見えます。
1月のもみじの木、枯れた葉っぱが付いている。
6月の若葉のみずみずしい緑色の間から、優しい日差しがふりそそぐ。
11月。段々と赤く色づき始めた。
最乗寺「瑠璃門」
階段を登り詰めると「瑠璃門」につきます。
6月の写真。緑がきれいですね。
11月の秋の先の方が赤く色づき始めています。
こちらは1月の初詣時期の写真。天狗の内輪の紫の垂れ幕がかかっています。
「瑠璃門」をくぐって、本堂広場へ。
大雄山最乗寺の本堂広場
大雄山最乗寺の見取り図になります。
地図中央が本堂の広場で、左上が「奥の院」。
大雄山最乗寺「総受付」
大雄山最乗寺「総受付」です。
ここで祈願用のお札などを購入することができます。
赤く色づいた11月中旬の風景
初詣時期は、紫の垂れ幕がかかってます。
初詣など人が多い時期には、外にも記入所(申し込み所)が設置されます。
祈願用のお札
- 特別祈祷大札 50,000円
- 特別祈祷札 10,000円
- 普通祈祷大札 3,000円
- 交通安全事故防止 3,000円、10,000円
- 舟札 3,000円
「光明亭」。池にはコイ、金魚、カメが泳いでいました。
常香炉(じょうこうろ)で煙を浴びる
「本堂」で参拝する前に、常香炉(じょうこうろ)で煙を浴びます。
常に煙が上がっていることから「常香炉」と呼ばれています。
煙を浴びる理由として、
①参拝者の身体を清める
②体の悪いところにかけると治りが良くなる。
頭に煙をかけるのは、悪いところをよくする=頭を良くする。
と言われています。

大雄山最乗寺本堂
「常香炉」で煙を浴びてから、20段ほど階段を登り、本堂へ向かいます。
お正月の門松が左右に飾ってありました。10m以上はある高い門松です。
本堂で、それぞれの思いを込めて、祈願します。
大雄山最乗寺の天狗がはく高下駄
最乗寺の見どころの1つでもある、「大きな赤い下駄」。
駄は左右一対が揃って使える物ということで、「夫婦和合」のご利益があるとされています。
最乗寺の天狗がはく「高下駄」と「赤いうちわ」と「御真殿」
「御真殿」、「高下駄」「道了尊 天狗化身像」の動画です。
最乗寺の授与品でお守りや絵馬など購入
お参りをすませた後は、お守りやお札を買いましょう。
お守り、絵馬、御朱印帳などが売られています。
色々な種類のお守りが売っています。
上の左から
- 金の成る木 600円
- パワーストン 600円
- ガン封じ 500円
- 天然石 600円
- 水晶 900円
- 安産
下の左から
- うでわ 500円
- まがたま鈴 600円
- 下駄守 500円
- 天狗守 500円
絵馬の奉納。絵馬って何?
馬の絵が描かれた絵馬。500円。
5角形に型どられた、木の板に馬の絵が描かれたのが絵馬となります。
絵が描かれていない面に、祈願内容を願いを込めて書きます。
その絵馬を神社に奉納します。
もともとは神社に馬を奉納して、祈願が叶うようにと願ったとされています。
その名残が現在の「絵馬」になっています。
これは板に描いた馬が厩舎(きゅうしゃ)に入っているようにと屋根を模したことの名残になっています。
幸福(しあわせ)おみくじ
中には色々な形をしたオブジェクトが入っています。100円
金色はレアらしいです。あなたは何が出るかな?
何がでるかな?みんなでドキドキしながら確認。
天狗の置物の中に、おみくじが入っています。500円。
大雄山最乗寺の初詣(お正月)の出店
お正月の時期が一番にぎわい、出店も数十店舗。いや100店近かったかもしれません。
参道にずらーっと出店が並びます。
大雄山最乗 お正月の「だるま売り」の出店
出店と、背の高い杉の木の間からこぼれる「光陰」が幻想的です。
参道の両端に並んだ出店。
本堂近くの出店。カラフルな飾りつけ。
大雄山最乗寺の参道と階段
スピリチュアルを感じるパワースポット
大きくそびえ立つ杉の木の間を通ると、スピリチュアル感じることができます。
急な階段。
結界門
「結界門」の橋の真ん中は通行することができません。
真ん中は「神様」が通る橋になりますので、参拝者は両サイドを通ることになります。
大雄山最乗寺の天狗たち
最乗寺には何種類かの天狗が守っています。
結界門の両脇を守る「鼻高天狗」と「烏天狗」
結界門の両側に立っている天狗。
右側に立っているのは、長い鼻の「鼻高天狗」。
左側に立っているのは、くちばしのある「鳥天狗」。
道了尊 天狗化身像
大きな赤い「高下駄」近くにある、「道了尊 天狗化身像」。
「五大誓(ごだいがん)願文を唱え、火炎を背負い、右手には拄状(しゅじょう)左手に縄を持っている。
両手両足に幸運の使いの蛇を従え天狗に化身たとされる、伝説をかたどった天狗石像。
写真で見ても飽きない。
小天狗と大天狗
奥の院に続く最後の長い階段を登る左右に鎮座している「小天狗」と「大天狗」。
「小天狗」、別名を「烏天狗」。
烏のようなくちばしをもった顔、黒い羽毛に覆われた体を持ち、自在に飛翔することができる。
「大天狗」は、より強力な神通力を持つとされる山伏姿の鼻高天狗像。
長い階段を登る。なかなか奥の院が見えてこない。
長い階段だが、こんな住民(カエル)が出迎えてくれる。
癒されますね。
大雄山最乗寺の奥の院
「小天狗」と「大天狗」鎮座していた長い階段を登り詰めると、「奥の院」に付く。
「奥の院」で参拝をすませた頃に、後光?光芒(こうぼう)というのか、光が差してきた。
最乗寺 パワースポット巡り スタンプラリー
最乗寺をスタンプを集めながら楽しくパワースポットを回ることができます。特にお子さんからアニメ好きの方まで人気です。
受け付けで、スタンプラリー用のシート(台紙)を300円で購入できます。
スタンプラリー8箇所を制覇し、コンプリートしよう。
大雄山最乗寺のまとめ
天狗と下駄で有名なパワースポット「大雄山最乗寺」。
「かながわ美林50選 」の杉林に囲まれた参道を歩くと「森林セラピー」効果で、癒しをえられます。
東京ドーム27個分の境内。奥の院につくころには、スピリチュアルな世界に浸れる。
あなたも、「天狗パワー」求めに、「大雄山最乗寺」に足を運んでみませんか?