忍野八海を散策!透明な湧水と絶景フォトギャラリー巡り

富士山の雪解け水が長い年月をかけて湧き出す忍野八海。実際に歩いてみると、エメラルドグリーンに澄んだ池の水と、茅葺き屋根の建物が作る景色に何度も足が止まりました。この記事では、私が撮ってきた写真とともに、忍野八海の見どころ、駐車場やアクセス、食べ歩きグルメまでを散策の順番で紹介します。

忍野八海とは

忍野八海 中池と水車小屋

忍野八海とは、山梨県忍野村にある8つの湧水池の総称です。富士山に降り積もった雪や雨が溶岩層の隙間を通り、20年前後の歳月をかけてろ過されて湧き出したものといわれています。国の天然記念物に指定されているほか、富士山-信仰の対象と芸術の源泉の構成資産として世界文化遺産にも登録されています。

8つの池は「出口池」「お釜池」「底抜池」「銚子池」「湧池」「濁池」「鏡池」「菖蒲池」で、集落全体に点在しています。今回私が主に歩いたのは、観光の中心となっている中池・湧池・濁池のエリアです。中池は8つの池には含まれていませんが、透明度の高さと魚が泳ぐ姿が見られることから、実質的な人気No.1スポットになっています。

訪れて感じたのは、「見学する場所」というより「暮らしの中に湧水がある集落を歩く」感覚だということ。水路の音や苔むした屋根、お店の呼び込みの声まで含めて、忍野八海の魅力なのだと思います。

アクセス・駐車場

忍野八海の周辺には、大小さまざまな民間駐車場が点在しています。実際に私が利用した印象では、1回300円ほどで停められる駐車場が多く、時間制限なしのところがほとんどでした。都会のようなきっちりしたコインパーキングというより、お土産屋さんが軒先を駐車場にしていたり、民家の庭先を砂利敷きにしていたりと、かなりアバウトな運営です。料金箱に300円を入れる、PayPayで支払う、というスタイルが多かったです。

交通手段アクセス方法の目安
中央道・河口湖ICから約20分/東富士五湖道路・山中湖ICから約10分
バス富士急行線「富士山駅」または「河口湖駅」から路線バスで「忍野八海」バス停下車すぐ
駐車料金民間駐車場が中心。1回300円前後・時間制限なしのところが多い

週末やゴールデンウィークなど混雑が予想される日は、朝早めの到着がおすすめです。口コミでも「早朝7時は静かで駐車場もガラガラだった」という声が複数見られました。反対に、屋台や食べ歩きも楽しみたいなら、お店が開き始めるお昼前後の時間帯が向いています。

バスでのアクセス

忍野八海バス停と路線バス富士急行線「河口湖駅」「富士山駅」から忍野八海へは、富士急バスの路線バスが便利です。運行間隔は約1時間に1本のペースなので、到着時間から逆算して時刻表を確認しておくと待ち時間なく動けます。周辺の観光スポットもあわせて巡るなら、乗り降り自由のフリークーポンを利用すると運賃がお得になります。

 

忍野八海 フォトギャラリー&散策記

ここからは、実際に歩いた順番に沿って撮ってきた写真を紹介します。それぞれの池の由来や特徴もあわせてまとめました。

中池

駐車場から歩いてすぐの場所にある中池は、忍野八海のシンボル的存在です。8つの池には数えられていませんが、抜群の透明度と大きな鯉やニジマスが悠々と泳ぐ姿で、多くの観光客が最初に足を止めるスポットになっています。晴れた日の正午前後、順光になるタイミングで見るとエメラルドグリーンの発色が一段と際立ちます。

忍野八海 中池

曇り空の下でも、水底までくっきり見えるほどの透明度でした。

忍野八海 中池

水車小屋と茅葺き屋根が水面に映り込む、中池ならではの景色。

忍野八海 中池

遊歩道からのんびり池を眺める観光客の姿も忍野八海らしい風景です。

忍野八海 湧池

湧池は忍野八海を構成する8つの池の中でも最大級の湧水量を誇る池です。水深8mを超えるところもあるといわれ、底から絶えず砂が舞い上がる様子が見える、まさに「湧いている」実感のある池でした。

忍野八海 湧池

忍者姿の観光客も混じって賑わう、湧池のほとりの様子。

忍野八海 湧池

茅葺き屋根の建物群と池が一体になった、忍野八海らしい風景。

水車小屋

中池のほとりに佇む水車小屋は、忍野八海を象徴する被写体のひとつ。ゆっくりと回る水車と苔むした茅葺き屋根が、まるで昔話の一場面のような雰囲気を作り出しています。

忍野八海 水車小屋

午前中、多くの観光客が水車小屋の前で足を止めて写真を撮っていました。

忍野八海 水車小屋

水車小屋越しに見える中池。定番だけど何度でも撮りたくなる構図です。

忍野八海 濁池

濁池も8つの池のひとつですが、名前とは裏腹に水は透き通っています。旅の僧に身を変えた神様が水を求めた際、この池で洗い物をしていた娘が意地悪をして断ったところ、池が濁ってしまったという言い伝えが残る池です。今は透明度が戻り、静かな水面が緑に囲まれています。

忍野八海 濁池

中池や湧池に比べると人が少なく、静かに散策できるエリアでした。

新名庄川

忍野八海の集落を流れる新名庄川は、湧水を集めて富士五湖方面へと注ぐ清流です。川底の水草が揺れる様子まで見えるほど水が澄んでいて、池巡りの合間に立ち寄るだけでも涼しさを感じられる場所でした。

忍野八海 新名庄川

緑に囲まれた小道沿いを流れる新名庄川。

忍野八海 新名庄川

庭園のような佇まいの一角。橋を渡る観光客の姿がアクセントになっていました。

新名庄橋

新名庄川に架かる新名庄橋周辺は、木々の緑と水面の反射が美しいフォトスポットです。観光の中心エリアからは少し離れているぶん、人も少なく落ち着いた雰囲気で歩けました。

忍野八海 新名庄橋

木漏れ日と水面が重なる、静かな新名庄橋のほとり。

八海庭園 彦兵衛屋敷と鱒の家 かやぶきの宿

八海庭園 彦兵衛屋敷は、池と庭園、茅葺き屋根の建物が一体となった景観が楽しめるスポットです。隣接する鱒の家 かやぶきの宿は、その名の通り養鱒場を営む茅葺きの建物で、忍野八海らしい原風景を今に伝えています。

八海庭園 彦兵衛屋敷

庭園の緑と池が織りなす、落ち着いた雰囲気の彦兵衛屋敷。

忍野八海 鱒の家 かやぶきの宿

赤い屋根が印象的な鱒の家。茅葺きと瓦の組み合わせが独特です。

八海庭園 彦兵衛屋敷

茅葺き屋根の東屋と庭石が配された、絵になる一角でした。

お土産や食べ歩き

忍野八海には多くのお店が軒を連ねており、食べ歩きやお土産を買うことができます。特に目的を決めず、ぶらっと散策しながらお店を覗いていくのもおすすめです。焼きたての団子や串焼き、地元のトウモロコシなど、香ばしい匂いに誘われて何度も足を止めてしまいました。

忍野八海 食べ歩き

通り沿いに屋台や露店が並び、多くの観光客で賑わっていました。

忍野八海 食べ歩き

お肉やきのこ串など、香ばしい匂いが漂う出店の様子。

忍野八海 食べ歩き

湯気が立ちのぼる屋台。焼きたての甘いトウモロコシと団子が並びます。

忍野八海 トウモロコシ

隣の畑で採れたてのトウモロコシを見たら、食べたくなりますよね。買ったのですが写真を撮り忘れてしまいました……。

忍野八海 食べ歩き

「草餅」の緑ののぼりが目印のお店。ベンチで一息つく観光客の姿も。

池本茶屋でランチ

忍野八海の中池前にある池本茶屋で、お蕎麦をいただきました。店先には犬を連れて休憩する人もいて、のんびりとした空気が流れています。

忍野八海の中池前の池本茶屋

中池のすぐそばにある池本茶屋の店構え。

忍野八海 池本茶屋 川魚

テーブルに置かれた川魚を、後ろの犬がじっと狙っていました。

忍野八海 池本茶屋のとろろ月見そば

とろろ月見そば。卵とろろの優しい味わいでした。

忍野八海 池本茶屋 ざるそば

ざるそば。しっかりとしたコシがあって美味しかったです。

忍野八海 池本茶屋 蕎麦猪口

池本茶屋オリジナルの蕎麦猪口(そばちょこ)。デザインも素敵でした。

訪問者の口コミ・体験談

Googleの口コミには、私が歩いて感じたことと重なる声がたくさん寄せられていました。参考になったものをいくつか紹介します。

⭐⭐⭐⭐⭐  【景観・雰囲気】30代・週末訪問

一番素晴らしいのはエメラルドグリーンの湧水池。晴れた日の順光・正午近くに撮ると透明感のある写真が撮れる。目で見てもこの美しさで、晴れていれば必見のスポット。

 

⭐⭐⭐⭐⭐  【景観・雰囲気】平日訪問

富士山の伏流水が湧き出る池の透明度がとにかく素晴らしく、深い青色に吸い込まれそうなほど神秘的。茅葺き屋根の建物と富士山が重なる風景は、昔の日本にタイムスリップしたかのよう。忍野八海 中池

 

⭐⭐⭐⭐⭐  【アクセス・駐車場】祝日・早朝訪問

ゴールデンウィークのど真ん中で混んでいると思い朝7時ごろに到着したところ、とても静かで快適に回れた。周辺の駐車場もガラガラで、300円を箱に入れて支払うスタイル。

 

⭐⭐⭐  【混雑・人混み】平日訪問

底のほうまで見えるほど透き通った青色に感動した一方、絶え間なく動く人混みに少し疲れてしまった。メインは30〜40分程度で見て回れる規模だった。

→ 混雑が気になる方は、朝7〜8時台の早朝訪問が特におすすめです。人が少ない時間帯なら、池をじっくり眺めながら写真も撮りやすくなります。

 

⭐⭐⭐  【天候】週末訪問

曇りの日でエメラルドグリーンの池を見ることはできなかったが、8メートル下まで澄んで見えるのはとても素晴らしい景色だった。曇っていても富士山と一緒に見られる景色は貴重。

→ 晴天時の発色を狙うなら、正午前後の順光の時間帯を選ぶと、曇りの日との差が出やすいです。

 

⭐⭐⭐⭐⭐  【コスパ・料金】平日・4月訪問

透明度の高い美しい池を見られて、想像以上に素晴らしい場所だった。入場料は不要で、お手洗いも整備されており、頑張って運営されていることに感心した。

 

⭐⭐  【マナー】

透明な湧き水に魚も泳いでいるが、トレビの泉と勘違いして小銭を投げ入れる人がいて、澄んだ池が汚れてしまう。看板が立っているが見ていない人が多いようだった。忍野八海の透き通る水に川魚

→ 池への投げ入れは水質保全のため禁止されています。美しい景観を保つためにも、池の中には手や物を入れないようにしましょう。

 

⭐⭐⭐⭐⭐  【リピート・再訪】土曜訪問

30年ぶりに訪問。土曜日でかなりの人出だったが、お土産屋さんの家屋を通り抜けて見学するようになっていて休憩所もあり、富士山麓の水で作った豆腐が美味しかった。見学・食事・休憩がうまく発展した印象。

よくある質問

Q. 忍野八海はなぜ有名ですか?

A. 富士山の雪解け水が長い年月をかけてろ過されて湧き出す、透明度の高い8つの池が国の天然記念物・世界文化遺産の構成資産に登録されているためです。茅葺き屋根の集落と池が一体となった景観も人気の理由です。

Q. 忍野八海の入場料はいくらですか?

A. 忍野八海そのものの見学に入場料はかかりません。ただし、一部の資料館や施設は個別に拝観料が必要な場合があります。

Q. 忍野八海は何時間で回れますか?

A. 中池・湧池・濁池など主要な池を歩くだけなら30〜40分程度が目安です。食べ歩きやお土産店を楽しみながらゆっくり回ると1〜2時間程度かかります。

Q. 忍野八海は歩いて回れますか?

A. はい、集落全体がコンパクトにまとまっているため徒歩での散策が基本です。主要な駐車場から中池までは歩いてすぐの距離です。

Q. 忍野八海はどの駐車場がおすすめですか?

A. 「忍野八海駐車場」と表示のある場所であれば、基本的にどこも徒歩圏内です。300円前後の民間駐車場が周辺に点在しているので、空いている場所に停めて問題ありません。

Q. 忍野八海は何時がおすすめですか?

A. 混雑を避けたいなら朝7〜8時台、水の発色をきれいに撮りたいなら晴天の正午前後(順光)がおすすめです。食べ歩きも楽しみたい場合はお店が開くお昼前後が向いています。

Q. 忍野八海の水は飲めますか?

A. 池の水をそのまま飲むことは推奨されていません。ただし、周辺には湧水を使った飲食店やお土産店があり、富士山の湧水を使ったお豆腐や飲み物を味わうことができます。

忍野八海 水の紹介

 

Q. 忍野八海を巡る順序はありますか?

A. 決まった順路はありませんが、駐車場から近い中池・水車小屋から歩き始め、湧池、濁池、新名庄川方面へと巡るコースが一般的で歩きやすいです。

Q. 忍野八海は混み合っていますか?

A. 週末や連休の日中は観光バスも到着し、かなり混雑します。口コミでも「早朝は人が少なく快適」という声が多く見られました。

まとめ

忍野八海は、透き通った湧水池と茅葺き屋根の集落が織りなす、写真映えする風景をコンパクトに楽しめる場所でした。中池や湧池の透明感、水車小屋の佇まい、そして食べ歩きグルメまで、歩くたびに新しい発見があります。駐車場は300円前後のものが周辺に多く点在しているので、アクセスの心配もそれほど要りません。混雑が気になる方は、ぜひ早朝の時間帯を狙って訪れてみてください。

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