
江島神社の参拝を終えて奥津宮を後にすると、道は一気に山頂部へと向かいます。サムエル・コッキング苑を抜け、江の島シーキャンドルからの絶景を眺めたら、今度は御岩屋道通りを下りながら老舗の食堂やカフェを巡る番です。この記事では、実際に歩いて撮った写真とともに、江の島の山頂エリアから稚児ヶ淵・岩屋までの見どころをご紹介します。
奥津宮からサムエル・コッキング苑へ
奥津宮を抜けてしばらく歩くと、視界が開けた広場に出ました。江の島サムエル・コッキング苑の入口が見えてくると、山頂部が近いことを実感します。


苑内にある「世界の貝の博物館」も気になって覗いてみました。江の島らしく、貝にまつわる展示がずらりと並んでいます。

江の島シーキャンドルからの絶景
コッキング苑の奥、島でいちばん高い場所に立っているのが展望灯台「江の島シーキャンドル」です。エレベーターや階段を上っていくと、次第に木々の間から海が見えてきて、山頂に着く頃には相模湾を一望する絶景が広がっていました。晴れていれば富士山まで見渡せる、江の島いちの展望スポットです。


展望台の足元には、イタリアンレストラン「イルキャンティ・カフェ 江の島」もあり、景色を眺めながら食事ができます。

振り返ると、江の島ヨットハーバーと藤沢方面の街並みまで一望できました。ここまで歩いてきた疲れが、一気に吹き飛ぶ眺めです。
御岩屋道通りを歩く
シーキャンドルから稚児ヶ淵方面へ下る道が、御岩屋道通りです。中津宮からコッキング苑を右手に見ながら直進した先から始まる、石段の多い通り。仲見世通りとはまた違う、山あいの落ち着いた雰囲気の店が並んでいました。
しまカフェ 江のまる
古民家を改装した「しまカフェ 江のまる」は、御岩屋道通りの中でもひときわ目を引くお店でした。木の温もりを感じる店構えで、ひと休みするのにちょうどいい雰囲気です。







民宿・磯料理 海上亭

民宿を兼ねた磯料理店「海上亭」もありました。素朴な看板に、島の生活感が漂っていて、観光地の中に暮らしの気配を見つけたような気持ちになりました。
薪窯焼きハイジ(HEIDI)
薪窯で焼き上げるパン屋「ハイジ(HEIDI)」は、香ばしい匂いに誘われて立ち寄りました。石造りの窯から漂う匂いが、御岩屋道通りに独特のアクセントを添えています。


中村屋羊羹店
老舗の風格が漂う「中村屋羊羹店」。江の島土産の定番である羊羹を、店先で実演しながら販売している様子は、思わず足を止めて見入ってしまう光景でした。





古民家カフェ「㠀舎(とうしゃ)」

古い建物をそのまま活かした「㠀舎(とうしゃ)」の入り口には、静かで落ち着いた空気が流れていました。にぎやかな参道歩きの合間に、こういう店を見つけると少しほっとします。
島の茶屋 あぶらや
古民家風の甘味処「島の茶屋 あぶらや」の店先には、参道らしい賑わいがありました。すぐ近くでは、貝を炭火で焼く屋台の煙も立ちのぼっていて、香ばしい匂いに何度も足を止めてしまいました。



つつじの小道と参道の続く景色
御岩屋道通りは、石段あり坂道ありの起伏に富んだ道です。つつじが咲く小道や、古い店構えが連なる景色を眺めながら、一度下ってはまた上るという道のりを歩きました。















魚見亭・冨士見亭・見晴亭でひとやすみ
御岩屋道通りの終盤には、海を見下ろす3軒の食堂が並んでいます。稚児ヶ淵に近い順に見晴亭・冨士見亭・魚見亭。どのお店も、テラス席から相模湾を眺めながら一息つけるのが魅力です。



見晴亭の先には急な階段が続いていて、下りながら振り返ると、店の赤い日除けと海のコントラストが目に焼き付きました。

稚児ヶ淵・岩屋の海岸さんぽ
階段を下りきると、江の島の西側、稚児ヶ淵方面へと道が続きます。赤いロープの手すりが続く岩場の遊歩道を歩きながら、波の音を聞きつつ海沿いを進む時間は、参拝や食べ歩きとはまた違う開放感がありました。




江の島岩屋には、富士山麓の鳴沢氷穴とつながっているという伝説が残っています。氷穴の最深部にある「地獄穴」という縦穴が、地下でこの岩屋まで続いているというロマンあふれる言い伝えで、遠く離れた富士山と相模湾が地下でつながっているというのは、なんとも夢のある話です。

伝説のもう一方の舞台、富岳風穴・鳴沢氷穴の魅力と地獄穴の伝説を紹介しています。
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山頂部〜岩屋エリアの基本情報
| 主なスポット | 江の島シーキャンドル・サムエル・コッキング苑・御岩屋道通り・稚児ヶ淵・江の島岩屋 |
| 営業時間 | 店舗により異なる(目安:9:00〜17:00頃) |
| アクセス | 江島神社 奥津宮から徒歩約5分でサムエル・コッキング苑 |
| 注意点 | 石段・坂道が多いため、歩きやすい靴での散策がおすすめ |
江島神社の参拝や、仲見世通りのグルメについては別記事にまとめています。
よくある質問
Q. 御岩屋道通りはどこから始まりますか?
A. 江島神社の中津宮からサムエル・コッキング苑を右手に見ながら直進した先から、御岩屋道通りが始まります。石段の上り下りが多いので、歩きやすい靴での散策がおすすめです。
Q. 江の島シーキャンドルは有料ですか?
A. 展望台への入場は有料です。サムエル・コッキング苑とのセット券もあるので、両方楽しみたい場合はセット券がお得です。
Q. 見晴亭・冨士見亭・魚見亭はどう違いますか?
A. 稚児ヶ淵に近い順に見晴亭・冨士見亭・魚見亭と並んでいて、どのお店もテラス席から海を眺められるのが共通の魅力です。営業状況は季節や日によって変わることがあるので、訪れる際は最新情報を確認してみてください。
Q. 江の島岩屋が富士山までつながっているというのは本当ですか?
A. 富岳風穴・鳴沢氷穴のある富士山麓に伝わる伝説で、科学的な根拠はありません。ただし、江の島側・富士山側の両方でそれぞれ語り継がれてきた言い伝えで、地元では古くから親しまれている話です。詳しくは富岳風穴・鳴沢氷穴の記事でご紹介しています。
まとめ
奥津宮からシーキャンドル、御岩屋道通りを抜けて稚児ヶ淵まで、山頂部から岩屋へと下るこのルートは、江の島の中でもとりわけ表情豊かな道のりでした。老舗の食堂やカフェに立ち寄りながら、海を眺めて一息つく。歩くほどに発見がある江の島散策に、この記事が役立てば嬉しいです。













