
ワールドバザールから歩き始めて、アドベンチャーランド、ウエスタンランドと賑やかなエリアを抜けた先。急に木々の匂いが濃くなって、水の音が聞こえてくる場所があります。クリッターカントリーです。パークの中でもいちばん奥まった場所にあるからか、朝いちばんに訪れると人の気配がふっと薄れて、小動物たちの世界にそのまま迷い込んだような感覚になります。今回はそんなクリッターカントリーのアトラクションやグルメ、知っておくと数倍楽しくなる背景ストーリーまで、実際に歩いた体験を交えてご紹介します。
クリッターカントリーとは?「小動物の郷」に隠された物語

クリッターカントリーは1992年10月1日にオープンした、東京ディズニーランドの中でもっとも面積が小さいテーマランドです。ディズニー映画「南部の唄」をモチーフに、アメリカ河のほとりで暮らす小動物(クリッター)たちの郷が舞台になっています。
エリアの成り立ちにはちょっとした事件が関係しています。むかし「チカピンヒル」と呼ばれていた山で、アライグマのラケッティが密造酒づくりの最中に蒸留器を爆発させてしまい、ビーバーブラザーズが建てたダムが決壊。あふれた水が山の洞窟に流れ込み、クリッターたちはその山を「水しぶきの山=スプラッシュ・マウンテン」と呼ぶようになった、というのがこのエリアの背景ストーリーです。ダムを壊した張本人のラケッティは、いまは密造酒づくりから足を洗い、飲み物やスナックのお店を営んでいます。この物語を知ってから歩くと、エリアのあちこちに残る小さな足跡やドア、切り株のベンチが一気に意味を持って見えてきます。
クリッターカントリーへの行き方

入口(ワールドバザール)から入って、カリブの海賊やジャングルクルーズのあるアドベンチャーランド、ビッグサンダー・マウンテンのあるウエスタンランドを抜けた先が、クリッターカントリーです。パークの奥まった位置にあるぶん、ワールドバザール側から歩くとやや距離がありますが、ファンタジーランド側から回り込んでアクセスすることもできます。案内板の少ないエリアなので、初めて訪れる方は入口の坂道を目印にすると分かりやすいです。
余談ですが、私は最初、トムソーヤ島いかだや蒸気船マークトウェイン号もクリッターカントリーの一部だと思い込んでいました。実際にはあのあたりはウエスタンランドで、クリッターカントリーはそこからさらに奥。水辺の雰囲気がよく似ているので、歩いていると境目がとても分かりづらいんです。地図で位置関係を確認してから歩くと、迷わずたどり着けると思います。
クリッターカントリーの運営状況(休止・再開情報)
⚠️ クリッターカントリーの休止・再開スケジュール(2026年8月29日時点の公式発表)
- ビーバーブラザーズのカヌー探険:7月1日〜9月14日休止中、9月15日に運行再開予定
- スプラッシュ・マウンテン:2027年1月7日〜2月4日に休止予定(先の予定)
休止スケジュールは予告なく変更される場合があります。訪問直前に公式サイトの休止情報ページで最終確認をおすすめします。
クリッターカントリーのアトラクション
エリアの主役は、なんといってもスプラッシュ・マウンテン。もうひとつ、家族でゆったり楽しめるビーバーブラザーズのカヌー探険もこのエリアならではの体験です。
スプラッシュ・マウンテン

丸太のボートに乗って小動物たちの郷をめぐり、最後は落差16mの滝を一気に落下する、パーク屈指のスリルアトラクションです。暗闇の中を進む場面もあるので、絶叫系が得意な方はもちろん、雰囲気を楽しみたい方にもおすすめです。
| エリア | クリッターカントリー |
|---|---|
| 所要時間 | 約15分 |
| 定員 | 8名(1ボートあたり) |
| 利用制限 | 身長90cm以上。妊娠中の方、高血圧・心臓・脊椎・首などに疾患のある方、高齢の方、乗り物に酔いやすい方は利用をご遠慮ください。 |
| 特徴 | 暗やみをすすむ、スピード・スリルあり |
2026年は7月2日〜9月14日の期間、通常よりしぶきの量が増える「スプラッシュ・マウンテン“もっと!びしょ濡れMAX”」を実施中。夏場に乗ると、想像以上にしっかり濡れます。タオルや着替えを用意しておくと安心です。
ビーバーブラザーズのカヌー探険

ビーバーの兄弟、クラレンスとブリュースターと一緒に、自分のパドルでアメリカ河を漕ぎめぐるアトラクションです。絶叫要素はなく、みんなで力を合わせて漕ぐ工程そのものが楽しい、クリッターカントリーらしい体験系のアトラクションです。
| エリア | クリッターカントリー |
|---|---|
| 所要時間 | 約10分 |
| 定員 | 16名(1艇あたり) |
| 利用制限 | 座った状態で足が床に届くことが必要 |

なお2026年は7月1日〜9月14日の期間、休止となっていました。スプラッシュ・マウンテンの特別演出期間と重なっていたので、訪問時期によっては運営状況を事前にチェックしておくと安心です。
クリッターカントリーのグルメ・レストラン
「クリッターカントリーにはどんな食べ物があるの?」と聞かれたら、まず挙げたいのがこの2店です。どちらも家庭的な雰囲気で、歩き疲れた足を休めるのにちょうどいい場所にあります。
グランマ・サラのキッチン

クリッターで一番の料理上手といわれる、ジャコウネズミのサラおばあちゃんの自宅を改装したグランマ・サラのキッチン。店内にはクリッターたちの絵や家具が飾られていて、家庭的な雰囲気の中で食事ができます。メインディッシュは「チキンとエビのアソートプレート」で、季節ごとの期間限定メニューが登場することもあります。最新メニューは公式サイトで確認できます。ディズニー・モバイルオーダーにも対応しているので、混雑時は事前オーダーが便利です。

ラケッティのラクーンサルーン
スプラッシュ・マウンテンの出口付近にある、アライグマのラケッティが営むラケッティのラクーンサルーンは、テイクアウト専門のスイーツ・軽食店です。看板メニューの「クリッターサンデー」は、ソフトクリームとチュロス、コーンフレークが一体になったパフェ風スイーツで、断面がミッキーの形になっている「ミッキーチュロス」も人気です。屋外のベンチでウエスタンリバー鉄道を眺めながら休憩するのもおすすめです。こちらもディズニー・モバイルオーダーに対応しています。
隠れた見どころ・豆知識

クリッターカントリーの本当の魅力は、実はアトラクション以上に「作り込み」にあると私は思っています。歩道のあちこちに残る小さな動物の足跡、切り株を利用したベンチ、小動物サイズの小さなドアや窓。ひとつひとつは地味なのですが、探しながら歩いていると、いつの間にかクリッターたちの暮らしを覗いているような気分になってきます。特に夕方以降、ランタンに灯りがともる時間帯は水面に光が反射して、エリア全体の雰囲気がぐっとロマンチックになります。日中とはまったく違う表情が見られるので、時間に余裕があれば昼と夜、両方の顔を見比べてみてください。

背景ストーリーを知った上でぜひ探してほしいのが、水浸しになる前の「チカピンヒル」を描いた絵画です。東京ディズニーリゾート公式ブログによると、いまも緑豊かだったころのチカピンヒルの絵がエリアのどこかに飾られているのだとか。私はまだ見つけられていないのですが、次に訪れたときはじっくり探してみようと思っています。
もうひとつの豆知識は、ビーバーブラザーズのカヌー探険の待ち列で見られる、建設会社のオフィスです。天才建築家とされるクラレンスとブリュースターの会社で、スプラッシュ・マウンテンの丸太のボートやグランマ・サラのキッチンの建物も、彼らが木をかじって作った、という設定になっています。乗り物を待っている間、ぜひオフィスの中もチェックしてみてください。
実際に訪れた人の声
入口から遠いぶん、朝いちばんに訪れると貸し切りのような静けさ。小動物の足跡や小さな家があちこちにあって、歩いているだけで癒やされるエリアだそうです。
水辺や植栽が心地よく、子どもがベビーカーでお昼寝するときは決まってこのあたりを散歩コースにしていた、という声も。パーク内でも特に静かな一角として重宝されています。
スプラッシュ・マウンテンがメインの小動物エリアながら、レストランのオムライスが季節ごとに変わっておいしいとの評判。じっくり食事を楽しみたい方にもおすすめのエリアです。
暗くなってランタンに火が灯る時間帯の雰囲気が特に良く、建物やスプラッシュ・マウンテンを眺めているだけでも絵本の中に入り込んだような気分になれる、という感想が寄せられています。
アライグマのラケッティがダムを決壊させてしまった経緯や、ビーバーブラザーズが丸太のボートを作った理由といった背景ストーリーを知っていると、アトラクションが一層楽しめるという声も。細部の演出まで調べたくなるエリアです。
動物の足跡や小さな窓・ドアが至るところにあり、バックグラウンドストーリーを知っておくとアトラクションがさらに楽しめる、と再訪を勧める声が寄せられています。
訪問のコツ:クリッターカントリーはパークの奥に位置するぶん、開園直後は比較的空いている時間帯です。人混みを避けてゆっくり写真を撮りたい方は、朝いちばんに訪れるのがおすすめです。ただし混雑状況は日によって異なるため、当日の状況もあわせて確認してみてください。
クリッターカントリーのよくある疑問
クリッターカントリーとはどういう意味ですか?
直訳すると「小動物の国・郷」という意味です。ディズニー映画「南部の唄」をモチーフに、アメリカ河のほとりで暮らす小動物(クリッター)たちの世界観をテーマにしたエリアで、1992年10月1日にオープンしました。
クリッターカントリーにはどんな食べ物がありますか?
洋食メインの「グランマ・サラのキッチン」と、スイーツ・軽食が中心の「ラケッティのラクーンサルーン」の2店があります。前者はチキンとエビのアソートプレートなど、後者は名物のクリッターサンデーやミッキーチュロスが人気です。
クリッターカントリーはどこにありますか?
ワールドバザールからアドベンチャーランド、ウエスタンランドを抜けた先、パークの奥まった場所にあります。ファンタジーランド側から回り込んでアクセスすることもできます。
クリッターカントリーにはアトラクションがいくつありますか?
「スプラッシュ・マウンテン」と「ビーバーブラザーズのカヌー探険」の2つがあります。どちらも運営状況や休止期間が変更されることがあるため、訪問前に公式サイトで確認しておくと安心です。
スプラッシュ・マウンテンはなくなってしまうのですか?
東京ディズニーランドのスプラッシュ・マウンテンについては、2026年8月時点でリニューアルや閉鎖の公式発表は出ていません。参考までに、アメリカのディズニーランド(アナハイム)とマジックキングダム(フロリダ)のスプラッシュ・マウンテンは、原作映画「南部の唄」の人種描写が問題視されたことをきっかけに2023年までに閉鎖され、「ティアナのバイユー・アドベンチャー」としてリニューアルされました。今後の状況は公式サイトで随時確認するのがおすすめです。
クリッターカントリーの運営状況(休止・再開情報)
⚠️ クリッターカントリーの休止・再開スケジュール(2026年8月29日時点の公式発表)
- ビーバーブラザーズのカヌー探険:7月1日〜9月14日休止中、9月15日に運行再開予定
- スプラッシュ・マウンテン:2027年1月7日〜2月4日に休止予定(先の予定)
休止スケジュールは予告なく変更される場合があります。訪問直前に公式サイトの休止情報ページで最終確認をおすすめします。
まとめ

スプラッシュ・マウンテンの爽快感だけでなく、小動物たちの気配が随所に残る作り込み、家庭的なグルメ、夕暮れのランタンの灯りまで。クリッターカントリーは、パークの奥まった立地だからこそ味わえる「静かな没入感」が魅力のエリアです。次にディズニーランドを訪れる際は、少し足を延ばしてゆっくり歩いてみてください。
あわせて読みたい記事はこちらです。

ディズニーランド7エリアの歩き方を総まとめ
続きを読む ›
大人にこそ薦めたいウエスタンランドの魅力
続きを読む ›
ディズニーランドのレストランを迷わず選べるガイド
続きを読む ›エリアガイドから人気アトラクション、パレード、グルメ、お土産まで、ディズニーランドをもっと楽しむための記事をまとめました。気になるテーマをタップして開いてみてください。
🔍 ディズニーをもっと検索する











































